曽我ちゃんシート爆誕~NECレッドロケッツのシート戦略~

NECレッドロケッツ川崎
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

18/19シーズンからホームゲームの運営がチームに移管されているVリーグ。従来はコート際のいわゆるスーパーシート、一階のアリーナ席、二階のスタンド席といった区分だけだったのが、各チーム工夫を凝らしたシートが生まれています。

例えばトヨタ車体は家族で楽しめる「こたつシート」、そしてデンソーは4席分確保しているコートサイドカメラ席、なんてのもありました。あいにくこの流れは、密や接触を避ける一連のコロナ禍のため残念ながら下火になってしまった部分がありますが、そんな中でも今シーズン、さらに細分化したシートを展開しているのがNECレッドロケッツです。

元々ドリンクが飲み放題の 「DUBUDUKEシート」や記者の気分が味わえる「プレスシート」などを展開していたNECですが、リブランディングを実施した今シーズンは、さらにアクセルを踏み込んだ印象です。いや、ロケットだからさらに噴射したという感じですかね(笑)。

例えばとどろきアリーナでは17もの種別のシートが用意されました。

これだけでもすごいのに、とどろきアリーナより小さい大田区総合体育館では22。めちゃくちゃ細分化しています。あの狭い大田で、このシートマップです(笑)

この座席の細分化というのは、特にプロ野球ではより進んでいます。例えば埼玉西武で言うと、昔は一塁側、三塁側でそれぞれ外野席、内野自由席、内野指定席、バックネット裏のボックスシートの4×2の8種別しかなかったのが、今では5倍以上の42にまで増えています。

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これだけ細分化するのはなぜか。以下ポイント別に記載します。