これからカメラデビューするという方やミラーレスへの移行を検討してるという方に、今年移行した経験を元にミラーレスについてご説明しています。ミラーレスの機能や各社の特徴などの前編に続き、後編は機種選定編として私なりのオススメをご紹介します。なお、これまでお読みいただければわかるように私は連写機能を重視しているので、セレクトもその傾向になっています。
またブラックアウトフリーやローリングシャッター歪みはほとんどの機種が対応していないので、その点はご注意ください。
※2022/12/14時点での情報です。一部最新情報を反映する可能性があります。
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エントリーモデル(10万円程度※レンズ込み)
私自身も最初はズームレンズ込みで10万円の、手持ちの一眼レフを使っていました。デビューにはこのクラスがオススメです。
ソニー α6400
2019年2月発売のα6400は、ソニーのサイトでも唯一のエントリーモデルとして記載されています(もう一台は動画撮影向きのVLOG)。このクラスだとキヤノンではEOS Kiss Mが該当するのですが、測距点数がソニーの425に対して143と少なかったり、α6400の方が上回っている印象です(使ったわけではないのであくまで印象)。55-210mmがついてきて12万前後です。実際ミラーレスデビューする方に一度勧めたのですが、AFがいいなど、おおむね満足されているようです。レビューサイトへのリンクを貼ります。
ミドルクラス(20万程度)
キヤノン EOS R7 or R10
エントリーモデルよりもう少し本格的に撮りたい、でもそこまで予算はない、という方なら2022年5月発売のR7(本体17.5万程度)がオススメ。フルサイズではないのですが、APS-Cの最高峰を目指してきた機種という印象です(この層を狙ってきたところがキヤノンらしい)。電子シャッターで30コマ/秒と連写機能もいいです。ただしレンズは別途買う必要があるのでご注意を。
ちなみにフルサイズとAPS-Cの違いですが、要はフルサイズで撮った画像をトリミングしているものがAPS-C。トリミングしている分、寄れるということでつまりアップで撮りたい人はこちらを。私も一眼レフのときはAPS-Cでしたし、そこまでこだわらなくてもよいのではと思います。詳しい比較は下記が参考になります。
ちなみにR10はR7より少し性能が落ちる分、本体が12万程度と買いやすくなります。私の知り合いで、R7ではなくR10にして、その分レンズに投資した、という人がいたのでこういうパターンもあるよ、という一例としてご紹介します。
ハイアマチュアモデル(30万円以上)
キヤノン EOS R6 Mark II
これまでの記事でもたびたび紹介しましたが、連写機能という点では最強モデルですね。なにせ40コマ/秒ですから。36.5万円しますが、それだけの価値のあるモデルではと思います。個人的にはシャッターボタンを押す約0.5秒前から記録を開始してくれるプリ撮影機能と、LED照明下で起きる高周波フリッカーレス撮影にも対応しているのがポイントです。これに対応している機種はなかなかないです。
12/15発売なのでまだレビューとか作例が上がってきていませんが、ぜひチェックしてみてください。
※電子シャッターでのローリングシャッター歪みは多少は残っているようです。ブラックアウトフリーについてはカタログには書かれていないのでこちらも非対応かも。店頭でご確認ください。
ブラックアウトフリーにこだわる人はソニーのα9iiがオススメなのですが(私もこの機種と迷ってましたので)、こちらは2019年に出たモデルで、そろそろ後継機という話も出ています。価格も今でも44万するというのが評価の高さを物語っているとは思います。後継機が出たら値下がりすると思うのでそれを狙うのもありですね。
続いては、何かの参考になればと思い、私がミラーレスに切り替えるにあたっての機種の選定過程をお話しします。