Vリーグの撮りどころ~20/21 1~4位編~

NECレッドロケッツ川崎
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

私なりの各チームの撮りどころをチーム別にご紹介するこの企画、続いては1~4位編です。ただし2位はありません。なんで2位がないのかって?わが東レアローズの撮りどころは別記事にしないと長くなりすぎるからです(笑)

※9~12位編はこちらです。そして5~8位は下記よりどうぞ。

デンソーエアリービーズ(観戦数6)

これを書いていて気付いたのですが、チームとしての撮影枚数は東レ、NECに次ぐ三位かもしれません。それほど思い入れはないチームなのですが、実は語りだすと長くなるといいますか…

このチームは、この二人のサーブのルーティンが欠かせません。

まずは工藤選手。

必ずエンドラインで立ち止まってボールを受けて(どんな体制でも必ずエンドラインでボールを受け取ります)、いったん静止してからぐわっと腕を広げて、サーブのポジションに向かいます。その動じなさというか、威風堂々さにハッと息を飲みますね。ここだけ時間が止まっているかのような感覚です。

そしてもう一人。鍋谷選手は、ボールを上に放り投げて、その後肩のウォーミングアップというか、肩をぐるっと回すんですよね。

サーブって当然選手たちも緊張するわけです。でも、これは推しの選手が言っていたのですが、緊張しないための対策の一つが、ルーティンを作ることなんだ、と。私なりの解釈ですが、日常を作るというか、自分のペースを作るということなんじゃないかなと。

その点この二人は、そのルーティンがより明確というかわかりやすいというか。それがいいんですよね。

ルーティンという点では、セット開始前の、鍋谷選手の肩を回すルーティンも好きです。肩をゆっくり回してから、チームの円陣に加わります。ルーティンというのは自分のペースを持つこと。あの代表選手でさえ緊張するし、それを緩和するためにこうしてルーティンを作っているんだ…というのはどこか参考になると思うんですよね。

にしても鍋谷選手は本当にどの写真も画になりましたね。デンソーの柱であり、デンソーの全てが詰まっている、そんな印象です。