「強いアローズを取り戻したい」新キャプテン深澤つぐみ、東レ滋賀発表会で語った決意

東レアローズ滋賀
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

2024年10月より装い新たに開幕するバレーボール・大同生命SVリーグ。このタイミングで東レ株式会社から分社化する形で発足した、東レアローズ株式会社の新体制発表会が24日、東京都内で開催された。

東レは従来より男女で同一のチーム名「東レアローズ」を、同一リーグ(旧Vリーグ)に持つ珍しい形態。今シーズンより始まるSVリーグに合わせ、今回新会社を発足させた東レは、これを機に男子は東レアローズ静岡、女子は東レアローズ滋賀と地域名をつけたチーム名に。今年のネーションズリーグの男女の準優勝で盛り上がるバレーボール界に、企業としてミッションに掲げた「つなげ。」を合言葉に「夢」「元気」「笑顔」「未来」を通して、より人々の心をつないでいくことを企業として目指すと宣言した。

就任五年目を迎えた越谷章監督

女子チーム・滋賀のスローガンは企業ミッションと同じ「繋(つなぐ)」。全選手を前に挨拶した東レアローズ滋賀の越谷章監督は「堅いディフェンスから各々がリスクを負いながらも果敢に攻め、状況に応じて相手を崩し、最後の一点を全員で奪い取る粘り強いバレーを見せていきたい」と今シーズンのチーム戦略を語り、その戦いぶりで会場を興奮と熱気に包んでいきたいと意気込んだ。

昨シーズンは8位に終わった滋賀。さらに日本代表のセッター・関菜々巳が海外移籍で抜けるなど、必ずしも盤石とはいえない戦力ではあるが、「ベテラン、中堅、若手含めて今が一番伸びしろがあるし、シーズン通していろんなメンバーが活躍すると思う」と、田代佳奈美や青柳京古といった代表経験者が加わった新チームの戦力に手応えを感じている様子だった。

加入三年目にして早くもキャプテンの重責を担う深澤つぐみ

キャプテンに就任した深澤つぐみは「三年目でキャプテン、という話聞いたときは正直びっくりしました」と、打診時に驚きは隠せなかったというが、前年の準優勝から8位に低迷した昨シーズンを引き合いに出し、「このチームを何とかしたい、強いアローズを戻したいという気持ちが試合を重ねるごとにとても強くなった。自分のプレーで、というよりは自分のバレーボールに対する思いで、チームを変えてまた強いアローズを作りたいと思った」と、キャプテンとしてチーム再建を目指す決意を明らかにした。

キャプテンの注目に指名され、意気込みをポーズで示す谷島里咲

キャプテンとして注目している選手を聞かれると、チーム最年少・19歳の谷島里咲の名を挙げ「私にはないアグレッシブさやパワーもあるし、常に100%、120%で練習に取り組んでチームにいい影響を与えてくれている」と日頃の練習ぶりを評価。「チームがシーズン中に苦しくなる場面は必ずあると思うが、彼女ならチームにいい雰囲気を与えて、よい方向にもっていってくれると思う」と、ルーキーイヤーの昨シーズン後半のレギュラーに定着した彼女に、起爆剤としてのさらなる活躍に期待を寄せた。

アローズカラーのネイルを披露する戸部真由香(向かって左が青、右が黄)
ヴィアティン三重から加入した山下ともは、最後に一発芸を披露。内容はJ SPORTSオンデマンドのアーカイブにて

今シーズンからは試合の半分の22試合がホームゲームとなり、今まで以上に地域との接点が増える。深澤キャプテンは最後に「一緒に戦える機会も多くなるので、ファン・地域の皆さまともつながって、選手・スタッフ含め全員で優勝をつかみ取りに行きましょう」と、チームスローガンにかけた挨拶で、会場に詰め掛けたファンに呼びかけていた。

新マスコットも初披露。ネーミング募集企画がスタートした

東レアローズ滋賀としての初のホームゲームは、開幕翌週の10/21(土)。地元・滋賀県彦根市のプロシードアリーナHIKONEにて、前年度王者のNECレッドロケッツを迎え撃つ。チケットはチケットVにて発売中

※今回の新体制発表会の様子は、J SPORTSオンデマンドで配信中(無料の会員登録が必要)

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