23/24 マイVリーグアワード~選手表彰編~

マイVリーグアワード
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

今シーズンV2・V3女子含め65試合見てきた私が、個人的にVリーグ女子でよかった、と思うものをアワード形式でご紹介するマイVリーグアワード。会場編スタッフ・試合編V2・V3版ベスト6&控え選手編総合の控え選手編ベスト6編に続いては最後、選手表彰編です。

選手表彰は以下の4部門からなります。

最優秀コンビ賞
最優秀新人賞
最優秀外国人選手賞
最優秀選手賞

最優秀コンビ賞:めろぴす(久光スプリングス)

二枚替えやセッター・OHの阿吽の呼吸、控えエリアでの盛り上げなど、いいコンビだなと思わせてくれる二人に贈ります。

めろぴすってなんのことやねん、と思われるでしょうが、平山詩嫣選手と荒木彩花選手のことです。なんでめろぴすなのか、は私もわかりません(笑)。しおぴすとあやめろで「めろぴす」だそうです。

元々東九州龍谷高校で一年違いの先輩・後輩の関係だった二人。その絆は至るところから感じられるのですが、単なる先輩・後輩の関係ではないところがこの二人の面白いところ。例えるなら…漫才コンビ、ですね(笑)。ボケの荒木、ツッコミの平山、そんな感じです。

傍から見ていて感じるのは、同期がいないこともあって平山選手って実は孤独というか。元々群れるというタイプでもないですしね。だからいわば立場逆転というか、先輩でありながら、後輩の荒木選手に甘えている印象を受けます。荒木選手もいわば「しょうがないなあ」というか、それをわかって受け入れているというか。絶妙なコンビです(笑)。

これは11月の鶴岡大会の様子なのですが、

荒木選手がVOM発表で立ち上がったり(注:試合出てません 笑)、インタビューを受けている中島選手にアピールしたりして平山選手に止められているのが、まさにボケとツッコミの漫才コンビです(笑)。

ただ、同じポジションですから、ライバル関係です。であるけれど、ライバルだからと言って敵同士ではない。そんな二人ですね。そして何よりこのコンビ、先日の日本代表の会見でやりましたねえ(笑)。

他の選手は次の選手を紹介するときに「次は○○選手です」と言っているのに、呼び捨て(笑)。これがこの二人の関係ですね。

平山選手についてはベスト6でたくさん書きましたので、次は荒木選手…じゃなかった、荒木について(笑)。リハビリ明けだったのに年明けでまた負傷…という、出場の少ない残念なシーズンでしたが、幸いというか、ネーションズリーグには間に合うだろうということでの代表招集でしょう。シーズンほとんど出ていないとはいえ、やっぱり昨シーズンの活躍ぶりを見れば期待するのは当然ですし。

という話はいいとして、実は荒木選手ってキャラが面白いんですよね。天然というよりは予測不能であり、不可解(笑)。

2月の佐賀大会は前日入りしたのですが、地元のサガテレビで荒木選手のロケ企画を週を通してやっていて(リハビリ中だからそういうロケも出演できたのでしょう)。芸人さんのレポートのコーナーにゲスト出演しての、ベーカリーでの食レポだったのですが、「なんかアーモンドみたいな風味も…」と、実は配合されていた食材を言い当てたり、メインの芸人さんをすっかり食ってました。お笑い界でもモンスター。サガテレビはいいキャラを手に入れました(笑)。

まずはネーションズリーグでチームをパリ五輪に導いていただき、今度は世界を舞台にモンスターぶりを発揮してほしいですね。忘れちゃいけないのは、平山選手だけでなく彼女も福岡出身です(つまりネーションズリーグは地元開催)。めろぴすの活躍に期待です!

あ、あとめろぴすの存在を教えてくれた佐賀のスプリングスファミリー女子二人組に感謝します。そしてこの賞、実は三年連続久光なんです(笑)。四冠のかかる来シーズン、また新たなコンビの登場が楽しみです。

続いて新人賞です。