18/19東レアローズ執風記~レギュラーラウンド編~

東レアローズ滋賀
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

2019/2/17 対PFUブルーキャッツ ○3-2 愛媛県武道館 勝利の円陣:堀川選手

最近は副審側で少しでもベンチの近くに、と思うことが多かったけれど、愛媛大会はベンチ裏には席はなく、チケットを買ったのも直前だったので必然的に主審側で見ることになった。つまり、久しぶりにベンチの様子が撮りやすい席になった。

だから久しぶりに小川選手と黒後選手のガールズルールも撮れたし(僕は勝手にそう呼んでいる)、その後に行われる黒後選手と白井選手のシバキ合いもよく撮れた。試合前にこういうルーティーンをやる選手は他のチームにもいるけれど、東レのはちょっと特殊だと個人的に思う。ちなみにシバキ合いはけっこうガチでやっている。

試合はまさかの展開になった。ファイナル8進出を決め試合中には4位も確定していて、いわば消化試合になっていたのだが、最終戦でシーズン一勝を目指していたPFUの執念が勝ったのか、立て続けに二セットを落としてしまう。ここでやっと目が覚めたのか、二セットを取り返してフルセットも物にし、最終戦を白星で飾ることができた。試合後に関選手が泣いていたのだがその話はここで。

確かに二セットを取られて苦しい試合ではあったが、そこからいかに立て直して勝つか、というのがきちんと実践できたのは今にして思えば大きかった。この試合でも小川選手が途中起用されて流れを変えていった。

試合後の円陣では、ヤナ選手が堀川選手を引っ張りこんでいたのが微笑ましい光景だった。「ここはあなたでしょ」と言わんばかりだ。ヤナ選手もすっかり選手たちと打ち解けて、東レアローズの一員になっているのは見ていてうれしかった。

こうして僕の、結果的に長いレギュラーラウンドが終わった。まさか愛媛の地で迎えるとは開幕前夢にも思わなかった。これまでスーパーシートも、そして飛行機を使ってまでの遠征もしないことにしていたマイルールを破ったけれど、それは「ガチになりたくない」という思いからで、自分に歯止めをかけていた部分があったんだけど(ガチになるとろくなことがないというのはこれまでのいろんな経験から感じていたことだ)、

今のこの東レアローズはそれを破ってでも追いかけたくなる魅力にあふれていた。

そして今にして思えば、フォロワーさんはじめいろんな方も同じ思いだったのでは、と思う。

(ファイナルステージ編に続く)