音で楽しむVリーグ

Vリーグトーク
all text and photographed by
Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

■「フェス」PFUブルーキャッツ

ここも地元のアーティストによるオリジナル曲があります。Seattle Standard Cafeによる「Blue Pride」という曲です。得点時はこの曲だけを使っているので聞いたことがある人は多いでしょう。

ちなみに今調べたらこのSeattle Standard Cafeというアーティストは、同じく地元のツエーゲン金沢のテーマ曲も作っているんですね。PFUは地元のアイドルグループ・ほくりくアイドル部とのコラボだったり、アーティストとのコラボという点ではけっこう進んでいます。

ただ…私にとってはPFUは、テクニカルタイムアウトで流れる「シロクマ」なんすよ。

なぜこの曲なのかはわかりません。JABBERLOOPというアーティストですがメンバーは北陸出身ではないですし、ブルーでもなくシロクマだし(笑)。

ただ、めちゃくちゃカッコいい!!!

あと、PFUではこんな曲もあります。曲のバリエーションは多いわけではないのですが、選曲が本当にいいんですよね。世界観ができあがっています。

■「格闘技」NECレッドロケッツ

「近江あかり選手が出てくると猪木のBGMが頭の中を流れる」とフォロワーさんが言ってから、私はもう赤ロケの音楽が格闘技の試合にしか見えなくなってしまいました(笑)

私はやっぱりこの曲が好きです。この間奏の「GO GO NEC」「ファイト ファイト NEC」では「シャキーン」みたいな音が入るのがツボです。

上記でも後半に流れてますが、私は断然この曲が好きです。

前半の曲が流れた後の、スローテンポのイントロから一気にたたみかける感じが最高!です。カルメンというかタンゴみたいな感じ。スペインやアルゼンチンの情熱の太陽が思い浮かんできそうな曲です(個人の感想です)。そういう意味では「レッドロケッツ」というチーム名にはよく合っているんですよね。

あと、ここも10と20ポイント目に「森のくまさん」を流して、選手たちに得点経過を伝えています。山登りでいう「○合目」の標識みたいなもので、選手たちは気持ちを入れ直せる機会となっていることでしょう。こういうのも、立派な応援、です。

これだけの、ファンと共に作り上げてきた曲をいくつも持っているのにそれをホームゲームで放棄しちゃうのってほんと、もったいなあと。