選手を触りまくる黒後愛選手
スキンシップというかな。テクニカルタイムアウトで黒後選手が控えの時は、選手に触ったり髪をいじったりする光景が多く見られました。ちょっとしたいたずら心も感じられたり、一方で「頼みます」と肩を触るところにはメッセージも感じたり。
なんか甘えん坊みたいな光景でもありました(笑)。ただ、黒後選手というとキャプテンを務めたこともあってキリッとしたというか、そういう光景が多かっただけに、今シーズンはなんか一人の女の子としての光景が多かった印象がありますね。本来はそういう選手なんだろうなと。一シーズン休んだことで彼女もいろいろ変わったんでしょうね。自分らしくいることの大切さ、というかな。
黒後愛、野呂加南子両選手のサーブ時の念送り
二人で揃ってサーブを打つ選手に念を送り、ボールの軌道に合わせて両腕を振り上げてました。終盤はどちらかがコートにいることが多かったのであまり見られなくなったかな。
あと、井上奈々朱選手のサーブの時は打つ前から「ななみさーん!」と二人で叫んで鼓舞してましたね。
さて最後に。いろいろ書いてきましたが、今回この記事を書くにあたって今シーズンの写真を振り返っていて気付いたことがあります。まずはこのシーン。
水杉玲奈、石川真佑、野呂加南子の三選手がテクニカルタイムアウトでよく手を重ねていました。これ、私の記録では2月25日の四日市大会初日のNEC戦からです。間違いなく序盤戦はやってなかったです。
このときは、ああ、同期の絆だな、また新たな撮りどころが増えたな、と思っていたのですが、よくよく考えるとここに同期の大﨑琴未選手が入っていないんですよね。控えだったから、とも思ったんですが、大﨑選手がスタメンの時もここには加わっていないんです。まあ四日市の頃は井上選手がレギュラーだったから、コートに出ている同期だけで始めたのがそのまま終盤にも…とも思ったのですが、
今にして思えば、今シーズンで退団する選手だけの儀式なわけです。もしかししたらこのときには決まっていたのかもしれないですね。
同じ四日市でのNEC戦ではこんな光景も見られて。
一枚目が四日市の写真なのですが、黒後選手が小川選手に抱きついています。これ、逆はよくあったんですけれど、黒後選手が抱きつくというのは珍しいなと思って撮ってました。その後もひたちなかでも見られたのですが、これももしかしたらお互い退団することが決まっていたのかもしれませんね。
写真は記録でもあります。「今にして思えばあの光景って…」と、過去の写真が思わぬ脚光を浴びることもあるわけです。これもそうですよね。
黒後選手が泣き出すなんてびっくりしたんですよ。だって、全勝優勝で迎えた20/21シーズンのファイナルで、黒後選手(当時キャプテン)はみんなが泣いているのに、泣かずに気丈に振舞っていたので。
改めて写真を見ると、こういう出会いというか気づきがあるんだなあ…と思った次第です。
写真というものは、記憶を記録にするんだな…。
続いてはプレー編です。今シーズンのベストショットもその中でご紹介します。