セナエリ(小川愛里奈、関菜々巳選手)
この二人の絆は屈指の撮りどころでした。やっぱりブロードはあっという間で、何よりミドルブロッカーのスピードとセッターのトスの正確性が求められますから、連携を密にする必要がある、ということでサーブレシーブ前に会話を交わすことも多かったですからね。
この写真は同じシーンで、小さいとわかりづらいかもしれませんが、それぞれにピントを合わせたという写真です。
試合中は緊迫感のある表情も多いこの二人のコンビですが、試合後はこんな感じで微笑ましいコンビになってました。年齢も一つしか違いませんし、代表でもコンビを組んだのでより二人の仲が成熟した、世界で戦う同志になったというか、セナエリになっていった、という感じですね。
ホームゲーム後の場内一周も、二人で回ることが多くて、そしてなぜか途中から私に目線をくれるようになりました(笑)。私、出待ちも行かないし認知はされていないのですが、まあなんか、気づいてくれていたみたいです。それまで一切目線をもらってなかったので、初めてくれた時は突然のことにびっくりしました。ありがとうございました。
目線をくれるので、撮った後に「撮ったよ」とばかりに右手を上げる(つまり、もういいよという合図)ようにしていたのですが、その後に二人でキャハハと笑いながら後にするのが何より好きだったな。今度はこの光景を代表戦で見たいですね。
ちなみに私はエリセナと頑なに(笑)呼んでいたのですが、SNSではセナエリが多数を占めていったので諦めました(笑)。私としては小川選手が先輩ですし、エリ「ナ」セ「ナ」とナが共通なのでそれを束ねる意味合いもあったのですが、トスはセナ→エリナだからセナエリ、が一般的になったようです(笑)。
小川愛里奈選手への気合注入
これもずーっと定番です。18/19シーズンから見ていて、その都度叩く選手は替わっていきましたが(そもそも日高萌選手からのはずで、一時期大﨑琴未選手がやっていたことも)、今シーズンは基本的に中田紫乃選手でした。二枚目の中島未来選手はレアで、たぶん今シーズンはこれだけのはず。
関菜々巳選手と中道瞳コーチの師弟関係
代表の正セッターにまで上り詰めた今の関選手は、やっぱり中道コーチあってのものだと思うんですよね。中道さんはご自身の経験を惜しみなく関選手に注入したんじゃないかな。そして、もう教えることは何もない、と思って退団したような気がします。
かつてはどこか切羽詰まりがちな関選手を中道コーチが、そして白井美沙紀さんが笑って励ましてリラックスさせることが多かったんですよね。何かと気にかけていた小川選手だけでなくその二人もいなくなりました。来シーズンは本当の意味での関選手の一人立ち、が注目です。