チームをどう掌握するか。その点では実は金子監督も撮りどころでしたね。チームの雰囲気って監督の立ち居振る舞いにも表れますから。
深谷大会では試合後に選手たちと握手していましたけれど、これ、元々やっていたのかな…個人的にはこれもNECが好転した要素の一つかなと勝手に思ってました。まあ、四日市の後に選手間なりチームとして、何か話し合いは持ったかもしれませんね。そこから一気に7連勝で4位に食い込んでファイナル4進出を決めましたから。
話がそれましたが、昔は振りが覚えられずごまかしていた「森のくまさん」のダンス(笑)は撮りどころだったのですが、それを狙いに来た?カメラマンに気付くとピースしていたのは、古賀選手らしい光景でした(笑)。変わっていないと感じる光景、っていいですよね。
そして、私の過去の記事をお読みいただいている方ならわかると思いますが、続いてはNECレッドロケッツを語る上で欠かせない選手、山内美咲選手です。今シーズンからは3年も務めたキャプテンを離れてどうなるかな、というのはちょっと楽しみではありました。山内キャプテンから山内選手に戻るという感じかな。
私が見た試合でも2試合VOMに輝いてましたし、ご本人もバレーボールマガジンの記事でおっしゃってましたけれど、背負っていたものはけっこう重かったのではと思います。でも、背負っていたものを全て下ろしたわけではなく、何か別のものを自ら背負った、そんな感じでしたね。キャプテンを通して感じた、チームのためにやれること、を、一選手の立場でやってみようということかなと。
今シーズンの山内選手はまた今までとは違う光景が多く見られた気がします。
優勝おめでとうございました。
そんなNECレッドロケッツの、今シーズンの個人的なベストショットはこちら。
山内キャプテンの3年間の延長線上に、皇后杯との二冠があったのではないでしょうか。