Vリーグの撮りどころ22/23シーズン ~KUROBEアクアフェアリーズ編~

KUROBEアクアフェアリーズ
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

過去最多の10勝を挙げた、と書きましたが、そのチームの雰囲気の良さもあっていい光景が多かったですね。その立役者の一人、イヴェギン・トゥーバ選手もそうでした。彼女もマイVリーグアワードの最優秀外国人選手賞にノミネートさせていただいたのでそちらをご覧ください。

彼女は何よりチームに溶け込んでましたね。強豪・ワクフバンクにいたりトルコ代表歴もあったり実績抜群の選手なんですけれど、プライドの高さみたいなものは全くなく。人格者でした。

1月の愛媛大会で、彼女のアタックがクラン・ヤナ選手の顔面を直撃したとき、駆け寄って声をかけてましたし、その後石川真佑選手とかにも声をかけていて。これは後で知ったのですが、ヤナ選手の旦那さんはトルコ人ということで、イヴェギン選手との交流もあったのかもしれません(3月の豊田大会では記念写真を撮ってました。あと同じトルコ出身のネリマン選手と抱き合ってました)。

上述のマイVリーグアワードでも書きましたが、彼女はシーズン中に起きたトルコ地震で、友人や知人を亡くされているんですよね。それもあって今シーズン限りで退団してしまいましたが(トルコのチームに移ったはず)、まだ25歳ですのでまた日本に来てほしいなあと思います。

さて、新加入選手は基本的にまずは撮ってみることが多いですが、V2のときでも見たことがないとなればなおさら注目してました。ということで髙橋愛未選手です。

髙橋選手も撮っていて楽しかったですね。ブロックとか決めても派手に喜ばず、若干ドヤ顔という(笑)。

これは愛媛大会での一枚なのですが、東レ相手に勝利を収め、地元出身のキャプテンの星加選手と握手しているんですね。「よかったね」にも見えるし「(星加選手が)出られない代わりにやったよ」にも見える。いい光景でした(負けたのは悔しかったけれど、こういう光景は撮ります)。

さて、新加入といえばこの選手を撮らないわけにはいきません。新加入であるけれど、復帰でもあった安田美南選手です。