Vリーグの撮りどころ22/23シーズン ~KUROBEアクアフェアリーズ編~

KUROBEアクアフェアリーズ
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

5年連続とオフシーズンの定番企画になりました。今シーズン67試合見てきた中での個人的な撮りどころだったシーンをチーム毎に紹介します。

Vリーグの試合を撮っているとき、「このシーンがツボ」みたいな撮りどころは、試合を撮っている人それぞれにあると思います。それは一方で「こんなシーン見ていると面白いよ」という紹介にもなると思います。

V2、そして群馬銀行編とお届けしてきましたがここからはV1。下位から順に行きます(未観戦、観戦数の少ないチーム、およびファンの方から本企画に対してクレームをいただいたチームは除きます)

まずはKUROBEアクアフェアリーズ(観戦数5)です。ちなみに昨シーズンはこちらに載せています。

KUROBEは、昨シーズンの撮りどころに挙げていた小西愛依選手など全員が抜けていたので、まず誰を撮ろうか、というところから始まりました。とはいえKUROBEの観戦数は5試合ですが、うち3試合が東レ戦ということで実質2試合。しかも初めて見たのが1月の愛媛大会とだいぶ遅かったんですよね。

ただ、それまでに他チームのファンから「KUROBEのリベロはいい」と聞いていたので、ではまずその選手から撮ってみようか…ということで、福本眸選手です。彼女についてはマイVリーグアワードの最優秀新人賞にノミネートした際にたくさん書きましたが、喜怒哀楽ぶりに自然と引き込まれました。喜怒哀楽が思いっきり出る選手は撮っていて楽しいんですよね。

ガッツポーズが画になるので撮ろうとしたのですが、とにかく速いので(笑)、ガッツポーズする前からシャッター押してないと撮れないくらい(してから押しても遅いんです)。上記の写真はうまくいきましたが、たぶん得点決まる前から決め打ちで押していたから撮れたと思います(あまりオススメしません 笑)。

ただ、その喜怒哀楽が何も自分で完結するものではなく、チームを盛り上げるため、という要素が強かったかな。だから他チームのファンも惹かれる、いい光景が多かったんだと思います。リベロとしてのプレーだけでなく雰囲気でもチームを支えた。そんな存在でした。KUROBE初の日本代表選出、おめでとうございます。

リベロは撮るのが難しいのですが、これはなかなかいい一枚では。KUROBEは昨シーズン、過去最多の10勝を挙げましたが、彼女の存在も大きかったと思います。