■デンソーエアリービーズ
ここは田原愛里選手です。
これは人によって違うのかもしれませんが、個人的には初めて撮るチームって最初はけっこうセッターから撮ることが多いです。そして結果的に「撮っていて面白い」と思ったのでそのまま撮り続けている、という感じですね。
あと、個人的に田原選手のトスの上げ方は日立の佐藤美弥選手と並んで好きなので、それを狙うことも多いです。3月の深谷ではシニアード選手との呼吸も抜群で、撮っていて楽しかったですね。
個人的なツボはこのシーン。試合前のハイタッチでの田原選手と亀山コーチのルーティーンです。
そんなデンソーエアリービーズの昨シーズンの個人的なベストショットはこちら。
これ、開幕戦の一コマなのですが、新加入のシニアード選手に、「いいね、わかった?」みたいに笑って念押ししているんですよね。この一枚に、セッターとはなにか、というのが詰まっていると私は思います。選手を束ねるだけでなく、個々の選手にも心を配る。しかも表情を含めたサインの出し方一つとってもそれが込められている。
だからけっこうセッターでチームの雰囲気がわかるんですよね。前述した山口選手、というかNECは劣勢でも笑顔を失うことなくニコッとサインを出す。奥山選手もその系統でした。
■岡山シーガルズ
ここは宮下遥選手です。やっぱりセッターから入る、というのもありますが、Vリーグにはまったときから岡山で一番有名な選手ということで自然と撮り始めてました。
なんかこう、フィギュアスケートを撮っている感覚なんですよね。撮ったことないですけれど(笑)。トスの出し方が細身の体で全精力をかけている感じで、それが画になるというか。こういう選手はVリーグでは宮下選手くらいですね。
あと、岡山は何より河本監督ですね。選手との接し方は他のチームにはない独特なもので。先生と生徒達という感じですね。ファインダー越しに見ていて微笑ましいと思うことが多いです。
そんな岡山シーガルズの昨シーズンの個人的なベストショットはこちら。
私のブログ読んで下さっている方ならおわかりと思いますが、岡山は岡山なんすよ(笑)。他のどのチームにもないものがここにはたくさんあります。
そんなホームゲームで、地元の大応援団が待つ中に向かっていく、岡山が輩出した日本代表の宮下選手。
それ以上の言葉は必要ありますまい。