Vリーグの撮りどころ22/23シーズン ~V2編~

カメラ
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

リガーレ仙台

こちらも今シーズン初めて見ました。もちろん設立経緯などは知ってましたが、どんな選手がいるかまでは知らず。そんな中で真っ先に目がいったのが小澤史苑選手でした。キャプテンというのもありますがとにかく明るく元気で、太陽みたいな選手でしたね。

一般的に、チームを立ち上げてようやくVリーグに…という過程の中で、希望となるのは今後を担う選手。ということでリガーレ仙台として初の高卒加入選手の一人、鈴木音選手(これは、たまたまご一緒させていただいたリガーレファンの知り合いから教えてもらった情報でした)はまさにそんな選手でしたね。2月の流山大会ではVOMに選ばれたのですが、もしかしたら初のVOMだったかもしれませんね。

ただ、やっぱりこのチームは佐藤あり紗監督兼選手ですね。リガーレ仙台ができたのはこの人あってこそ。プレーぶりもさることながら、いわば教え子たちと一緒にバレーを楽しんでいる雰囲気がとてもよかったです。

特にキャプテンである小澤選手との連携ぶりと言いますか。例えばTOはキャプテンである小澤選手が要求してましたし(監督から一任されていたのかも)、監督とキャプテンである以上二人の意思疎通は欠かせないわけで、その点同じ古川学園OGという太い線で結ばれていた気はしますね。

あと、佐藤あり紗さんは選手であると同時に監督ということは、当然メンバー表の提出なんかもやっていたわけで。そんな、監督としての光景、というのも個人的な撮りどころでしたね。

そうそう、リガーレ仙台はホームゲーム以外でも試合後に場内一周するのは素晴らしかったです。それに呼応する形で対戦相手も回るケースもあったような。この文化はこれからも続いてほしいですね。

そんなリガーレ仙台の今シーズンの個人的なベストショットはこちら。

佐藤あり紗監督&選手から、鈴木音選手へのバトンというかな。鈴木選手がVOMインタビューを終えた後の光景ですが、そんな風に見えるなと。

佐藤あり紗さんも引退されてチームから抜け、そして小澤選手も引退されて(母校かな?コーチをされているようですね)、リガーレ仙台は来シーズン再出発します。