Vリーグの撮りどころ~スターC編~

KUROBEアクアフェアリーズ
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

■KUROBEアクアフェアリーズ

当然このチームを見るのも撮るのも初めてだったのですが、このチームに出会えたことは本当に大きかったなあって思います。

KUROBEを初めて見たのは12月のウカルちゃんだったのですが、選手名鑑を見ていてまずは平谷選手を撮ろうと思ってました。

やがて、試合前などの竹中コーチとのかけ合いが面白くて、自然と竹中コーチにも注目するようになりましたね。ムードメーカーです、竹中さんは。

あとは、内定選手として1月から加入した白岩選手。昨シーズンはピンチサーバーが主だったけれど、細い身体をまるで弓のようにしならせて放つスパイクは本当にきれいで。来季はバックアタックを見てみたいし撮りたいなと。平谷選手まさかの引退でショックでしたが、来季の新たな目標、です。

ここも控えエリアが愉快で、撮っていて楽しかったですね。ピンチサーバの時には念を送ってあげたり。

あと、アールブレヒト選手の統率ぶりもよかったですね。プレーで声で選手たちを鼓舞してました。初のV1という経験不足のチームを見事に補う、大黒柱でしたね。退団は残念ですが、でも、ある意味V1残留を果たして一仕事終えたという感じかもしれませんね。

KUROBEについては本当に3/16の深谷でのチャレンジマッチを見たことが大きかったですね。こういう大一番を撮って、残せたというのは本当にうれしかったです。詳しくはこちらを。

そんなKUROBEアクアフェアリーズの昨シーズンの個人的なベストショットはこちら。

1月の黒部大会の一コマなのですが、びっくりしたのが、チアが地元の子供達なんですよ。さすがにこれはこのチームだけじゃないかな…これぞ地域密着、な一枚です。

■PFUブルーキャッツ

江畑選手です(即答)。

プレーのやわらかさ(パワー一辺倒ではない巧みさ)もあるのですが、

さっきネリマン選手のところで書いた「女子力が垣間見られる」点で江畑選手は最強なんですよ(個人の意見です)。特によくやる、髪をそっと触る仕草にそれを感じますね。あと、チームメイトにやさしく接しているところも好きです。

12月のひたちなかは江畑選手の昨季初戦ということもあって、チャッチュオン選手にガッツポーズの仕方?を教えてあげていたり。これは当時ファンの方から言われたのですが、どこかチャッチュオン選手がなじめていない印象をその方は受けていたそうです。それに気づいたのかどうかはわかりませんが、江畑選手がフォローしている印象があって、やさしいなあ、と。

かと思ったら。これは2月の愛媛大会なのですが、テクニカルタイムアウト間のウォーミングアップってどこか野球で言うキャッチボールみたいな、軽い肩慣らしみたいなものじゃないですか。ところが、ふと気づくとまるで千本ノックのように江畑選手が宇田選手を左右に激しく動かしていて。うわあ、この人鬼畜や…と(笑)。どんな表情だったのか見たかったです。

宇田選手といえば、個人的には宇田選手もよく撮ります。ムードメーカーですし、どこかチャキチャキの江戸っ子みたいな雰囲気があるんですよね。

あと、ついチェックするセッターですが、内定選手で途中から加入した山下選手も、どこか23時台のTBSのニュース番組のキャスター感があって(何だそれ)、注目するようになりましたね。加入即レギュラーは大変だったと思いますけれど、来季さらに飛躍しそうですね。

そんなPFUブルーキャッツの昨シーズンの個人的なベストショットはこちら。

黒鷲旗での一コマなのですが、長身の選手のバックアタックって、鳥が大きく羽を広げて跳び上がる感じでとてもカッコいいですよね。日立の渡邊久惠選手もそうです。それ以前に長身の選手がコートの後ろで動き回るのもいいんですよね。前にいるときは上下ですが後ろの場合は左右に動くから、かもしれません。フィギュアスケートに似ているのかも。

江畑選手はその動きに優雅さが一層加わるんですよね。

黒鷲旗のときは久しぶりにコートエンドで見たのですが、見とれてました。もっとも、対岸にいたとき目を反らしていたら(写り具合を見ていました)江畑選手のスパイクが顔面を直撃した苦い思い出もあるのですが(笑)

つらつらと書いてきましたが、「他のチームのファンはこんなところに注目しているのか」と参考になれば、そして新たな魅力の発見につながれば幸いです。

東レ編はこの後書きますが、めちゃくちゃ長くなります(笑)。