22/23 マイVリーグアワード~ベスト6編~

マイVリーグアワード
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

V2を含めると67試合見てきた私が、個人的にVリーグ女子で今シーズンよかった、と思うものをアワード形式でご紹介するマイVリーグアワード。会場編スタッフ・試合編V2版ベスト6編控え選手編に続いてお待たせしました?。いよいよベスト6の発表です。

改めて。この選手編は、全日本の代表チームを作るのではなく、あくまで自分の好きなVリーグのチームを作る、という観点で選んでいます。なので外国人選手も対象ですし、アジア枠や人数など規程もそのままです。また、いわゆるオールスターではなく、ある程度現実的なチームにしています。

今回もチームに欲しい!と思った選手順、にしました。そんな優先順位にも目を向けていただければと思います。

①荒木彩花選手(ミドルブロッカー・久光スプリングス)※初選出

最優秀ゲーム賞でも書きましたが、彼女のブロックは本当に惚れ惚れするくらい、見事ですね。完膚なきまでに叩き落す、とはこういうことを言うのかと。そして何より、その後のガッツポーズも画になるんですよね。

つい1セットあたりの決定本数一位に輝いたブロックに注目してしまいますが、アタック決定率も一位と二冠。まさに攻守共々大黒柱です。チームを編成するにあたってこれほど頼りになる選手もいない、ということで一番にしました。

あと何よりお伝えしたいのは、実はけっこう面白い選手なんですよ(笑)。宮崎の時のこの模様は笑いながら見てました。宜しければ一連のツイートをご覧ください。

ケガもあって出遅れた部分はありましたが、一気に代表のレギュラーに駆け上がりましたし、パリ五輪でも活躍してほしいと思います。

②松井珠己選手(セッター・デンソーエアリービーズ)二年連続二回目

順位こそ一つ下げましたが、昨シーズンに続き選ばせていただきました。理由はいろいろあるのですが、一番は彼女の統率ぶり、ですね。こういっては何ですが、限られた戦力を必死にやりくりして互角の戦いにしている、と感じるんです。金沢大会での東レ戦でのことですが、2-0と東レがリードしたときについ松井選手がかわいそうというか、その必死さに胸を打たれてつい同情してしまったほどで。まあそのせいもあって追い上げられてフルセットになりましたが(苦笑)。

ただ、これは前回も書きましたが、彼女は弱者の戦い方というか、限られた戦力の中、それを最大限に引き出す能力があるなと。世界を見れば日本の順位、立ち位置はデンソーに似ているといえますし、その彼女の能力が絶対活きるなと。もちろん関選手には関選手の良さがありますし、それぞれの良さを代表で活かしてほしいと思っています。

あと、彼女は喜怒哀楽を思いっきり出すんですよね。サーブ打つときも緊張を解くためかニコニコ笑いながら打ったりしますし、ここぞという場面では気合入れるために「行くぞー!」と言いながら打ったり。見ていて楽しいんです。

サインの出し方も好きで、劣勢でも(サインを出す=レシーブ=つまり失点直後)余裕を見せるために笑ったり、気合いを入れさせるために険しい表情をしたり、「しまった」みたいな顔をしたり。あと、このツイートのようにこういう気配りもできるのもセッターとして大事だなと思います。すみません、二位なのに長くなりました(笑)。