22/23 マイVリーグアワード~スタッフ・試合編~

マイVリーグアワード
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

最優秀スタッフ賞:ヴィアティン三重のチケット担当者

こちらの賞は、ベンチスタッフ以外を対象としています。

まずこの写真をご覧いただきましょう。

3月に行われた、V2ヴィアティン三重初のホームゲーム・鈴鹿大会のものですが、な、なんと。チケット発売時に、ホームゲームではないもう一つ試合のスタートコートまで記載されていたんです。

な、なんて親切な…(涙)

これ、Vリーグをよく見に行く方ならめちゃくちゃわかると思うんですけれど、ホームゲームのスタートコートこそ最近事前にチケット発売前に明記するチームが増えましたけれど、ホームゲームではないもう一つの試合については、そのチームの管轄かつ試合をする当事者ではないこともあって、スタートコートは当日蓋を開けてみなければわからないんですよ。

ではどうやって決めているかというと、例えばこんな方法です(こういう舞台裏を公開してくれる東レのSNSも素晴らしいです)。

そのチームのホームゲームに来るのは、何もそのチームと対戦相手のファンだけでなく、もう一つの試合の対戦チームのファンも来ます。ですがその人たちは置き去りになっているんですよね。ホームチームの出ない試合でもスタートコートをチケット発売前に決めて告知、というのは私の知る限り前例がありません(V1では、であってV2では過去にもあったのかもしれませんが)。

実はこの鈴鹿大会には行ってないのですが、この素晴らしさを伝えたくて今回表彰させていただきます!

でも本当は表彰すべきことではなく、どのチームも当たり前のこととして取り組んでほしい、とも思いますけどね。来シーズンは二試合制に戻るのでなおさらです。他のチームだってできるはずです。

審査員特別賞:久光スプリングスのスーパーシート入替制

こちらも上記同様、「どのチームも当たり前のこととして取り組んでほしい」です。先ほどの三重のように、ホームゲームではないもう一つ試合について、もう少し考えてほしいなと。

3月の久光スプリングスのホームゲーム・神戸大会では、スーパーシートは試合ごとに入れ替えになりました。この形式、男女共催を除けば過去に記憶にないです。

チケットって、基本的には二試合共通です(さすがにファン層の異なる男女共催の時は全席入れ替えになることが多いですが)。ただ、いわゆるスーパーシートは、そのホームの試合以外の試合はファンが帰ってしまって空席になることが多いんです(それもあってチケットもないのに勝手に座る人もいます)。

先ほどの三重でも書きましたが、試合にはホームチームとその対戦相手以外の、もう一つの試合目的のファンも来ています。そのファンからすれば特等席が空席だったり、無断で座っている人がいるのは耐え難いんですよね。なので入替制にすればいいなあと思っていたのですが、今シーズン久光がやってくれました(さすがです)。

入替制になれば当然チケット収入も増えます。ですがそこに踏み切らないチームばかりなのは、入れ替えの手間があるのと、何よりチケット収入に貪欲ではないからでしょう。その点では久光は貪欲だなと。これは私の考えですが、貪欲になれば結果的にサービス向上につながるんです。

新Vリーグはまさに各チームに、貪欲になることが求められています。と、どこかの副会長みたいなこと言っちゃいました。えへ

さて、続いては試合編です。