最優秀広告賞:ドトールコーヒー(埼玉上尾メディックス)
会場内の広告など、印象に残ったスポンサー企業を表彰するこの賞。今回は広告という点では異なりますが、埼玉上尾メディックスの深谷大会で登場した、ドトールコーヒーの出張販売です。
出張販売。というのも、埼玉上尾の母体は上尾中央医科グループですが、その中核となる上尾中央総合病院内にドトールコーヒーがあるんです。なのでその店が出張販売をする、という形態になってます。
しかも単なる出張販売ではなく、コーヒーカップ(紙)は選手の直筆サイン入り。さらにはOGが店頭に立つという、ファンにとってはたまらない企画になっていました。それもあって深谷の時はフードも含めて完売していたようです。まあ、ビッグタートルは周辺にコンビニとかが全くないというのもあったかもしれませんが。
といっても別にドトールコーヒーはスポンサーではなく、広告も掲出されていないのですが、結果的に認知度は上がった(行列ができていたので、何の行列かと自然と注目する)、広告効果は高かったのではと思います。
最優秀企画賞:東レアローズ「アロじょフォトコン」
※今回からコラボ賞から企画賞に名称変更しました。
今シーズンもホームゲームなどを通して企業や他の競技などとのコラボ、イベント企画がたくさん行われました。
その中で今回選んだのが、ファン、そして選手とのコラボともいえる「アロじょフォトコン」。企画の内容は、ホームゲームでの東レアローズの選手たちの写真を、指定のハッシュタグで投稿し、チームで選んだ4枚の中からファンが投票し、一位になると推しの選手からサイン色紙がもらえる、というもの。
フォトコンテスト自体は久光もやったことがあるのですが、あれはシーズン終了後。東レの場合はホームゲームの試合毎、しかも投稿期限は週明けの月曜まで、という規程が。これにより、短期間で写真が大量に投稿され、また他チームのファンも参加したことから東レファン以外の人のTLも賑わうという効果がありました。
これ、中の人はかなり大変だったんですよね。大量に投稿された写真を選定する必要がありますし(一人が何枚も投稿していたので、トータルで200枚は超えていたんじゃないかな…)、かつその写真にタイトルまでつけるわけですから。でもそれが逆に他チームファンも参加したくなった要因かもしれませんね。
あと、選定した写真も決していわゆるカメオタの方々のすごい機材で撮ったものばかり、ではなく、スマホで撮った方とかもちゃんとピックアップしてましたね。あと、選手もあまり偏らないようにしていたかなと。どうしても人気選手に票が集まる傾向はあると思うので。
フォトコンというと選手が選んでくれた方がうれしいのかもしれませんが、チームの中の人の、そういう配慮というか心遣いを感じられたことも、ファンの支持を集めたのではと思います。かつ、「次こそは選ばれるぞ!」と意識高く試合に臨んだファンも多かったんじゃないかな。かつ、「へえ、こんなシーンがあるんや。今度注目してみよう」という新たな切り口も示せたのでは。チームとファン双方向、という非常に面白い企画だったと思います。