まず新リーグが発表されたとき、東レは加入しないなと思いました。実業団方式でいえば久光やNECのようなチームが入るリーグだと。つまり、親会社から離れて別法人になっているかどうか、です。さらに言うと、それらのチームは独立採算なので運営よりは経営が求められる=簡単に言うと稼がなきゃいけないので、自然とチケットやファンクラブなどの価格が高額だったり、スポンサーを多く集めたりしています。
それに対し東レは純然たる実業団方式。親会社からの資金もあってチケット価格は低く抑えられ、スポンサーを多く集める必要もありません。まあとはいえ資金には限りがあるので選手をたくさん抱えたり、高額の外国人選手を獲るといったことができない部分はありますが。
なので、新リーグ(その頃はαリーグと呼ばれてましたね)には今の東レの運営方式なら合わないと思ってました。ただ、22/23シーズンが始まると、地元企業である平和堂とのコラボを行い、冠スポンサーになっていただくだけでなく(東レの主催試合で初の冠スポンサーだったと思います)、チームグッズを平和堂の基盤で販売していただくなど、地域連携が強化されていたんですよね。
またグッズと言えば排球堂マーケティングがなくなりましたけれど、代わりにVMARKETというサイトと連携する形で扱うようになるだけでなく(アロともならわかると思いますが、売店のあのおっ…お兄さんです)、グッズの種類も多彩になるなど強化してました。
そしていうまでもなく、ヨントンやリピーター特典、写真お渡し会など一連のファンサービスの強化。これは私の中では「こういうファンサービスは、ファンクラブがなくてもできる」ということだったかなと。ファンクラブは必ずしも必要ではないよ、ということですね。いわばSNSでフォローしていればファンクラブ会員みたいなものだ、と。
という一連の強化策で、新リーグに加入する意欲があるのかな、とは思ってました。そして何より内定選手として古川愛梨、谷島里咲の両選手が加入したこと。だって新リーグに進まないチームに将来有望な選手は、普通入ってこないじゃないですか(まあこれは小川監督が東レの今後関係なく、これまでの関係から最後の教え子を送り込んでくれただけかもしれませんが…)
そう思っていただけに今回の発表は、そういった楽観をふっ飛ばされた気分になりました(まあ単なる能天気と言われればそれまでです)。とはいえファンにできることは限られています。というより今は今後のチーム運営について何も発表されていないので、何にもできませんし、何をする必要もありません。これが、活動休止という報道やリリースが出れば、昨シーズン男子のFC東京の活動休止が報じられたときに選手やファンが動いた#nevergiveuptokyoのようなことができると思います。
ただ、改めて申し上げたいのは、今はまだ何にも決まっていません。そして23/24シーズンは、チームは活動します。東レアローズというチームを、そして残った選手たちを応援する。今のアロともにできることはそれだけなんです(もちろん推しが移籍するアロともは、選手と一緒に移籍してしまうでしょうが)。
そしてアロともの皆さんにお伝えしたいのは、今はまだ、退団する各選手の今後ははっきりとわからない状態だ、ということ。引退と明言しているのは中田、ヤナ、野呂の各選手。それ以外の選手は「第二の人生」とか、どうとでも取れる言葉になっていますが、普通この手のリリースでは、他チームに移籍しますと明言することはないです。
なので、機構の公示でどう発表されるか、を待ちましょう。移籍希望か、東レ株式会社はやめず社員として残る任意引退か、東レ株式会社をやめる退団か。そしてその公示は後に切り替わることもあるので(引退を明言した選手が撤回することもある)、そこも頭に入れておいてくださいね。
そして選手について一言だけ言わせてもらうと、残った関選手には本当にありがとう、です。中道コーチもいなくなって完全に独り立ちですが、もう大丈夫でしょう。
そしてこれが一番大事なことですが、
…優勝したかった。あのファイナル、そしてそれに至るまでの後半戦の強さは、今にして思えば全てがもうその時期に決まっていて、選手たちが一つになっていたことによるものかなと思いました。
22/23シーズン、そしてファイナルについては先日まとめていますのでご覧ください。
最後に、私が密かに引っかかっていること、を書きます。