まず、一つのタイミングはいつも6月初旬に行われる23/24シーズンの新体制発表です。その場で、24/25シーズン以降どうなるのかを、発表する可能性はあります。とはいえそこで発表するとしたら、23/24シーズンを持ってチーム活動休止、でしょう。仮に④の譲渡の場合でもそれは一年後ですから、わざわざこのタイミングで発表することはないでしょう。
なのでこの6月の新体制発表は怖いですね。ちなみに昨年は6/1でした。
ただ、③の活動休止ではなく①②のチームが存続する、の場合、その兆候が見られるとすれば新加入選手がいるかどうかです。既に移籍希望で公示されている他チームの選手もいますから、彼女たちの加入があれば、それが多ければ多いほど、チームは存続する可能性は出てきます。東レはあまり移籍加入のないチームなので(最近だと17/18の井上奈々朱選手くらい)、新体制発表のときに新加入選手まで発表してくれるのかはわかりませんが、いずれにしても新加入選手の有無は間違いなくチームの方向性が見えるポイントになります。
次のタイミングですが、ジャージが更新されるかどうかです。東レはユニフォームとジャージが二年ごとに、交互に更新されます。ユニフォームは去年更新されましたので、次はジャージ。もしジャージが変わっていないのなら、チームが消滅するサインではないでしょうか。もっとも24/25シーズンも続けるのであればチーム名なども変わりますから(SVだとホームタウンをチーム名に入れる必要がある)、無理に更新しなくてもいい、という判断もあり得ますけどね。
ただ、ユニフォームもジャージの更新もリーグ開幕時なので、開幕まで判明しないとは思います。そしてもしチームが活動休止になるのであれば、開幕時に発表する可能性はあります。今シーズンがラストなのでぜひ見届けに来て下さい…みたいな。
次はSVリーグの参加チーム発表時。ただ、SVリーグは2023年6月にライセンス発表、11月末まで受付、24年4月に公布、なので、来年4月まではわからないんです。
まあとはいえ、東レがチームを活動休止にさせるとすれば大きなニュースにはなるので(「木村沙織、石川真佑らのいた伝説のチームが…」みたいな見出しがすぐ浮かびます)、公式発表より前にリークされる可能性は十分にあるでしょう。石川選手の移籍もそうでしたよね。まああれは現地紙が可能性を報じて、日本のメディアが「移籍だと現地紙が報じている」というのが、いつの間にか「日本のメディアが報じたから移籍決定だ」というおかしな解釈になっていきましたけれどね(公式発表もされていないのに)。誤解がいつの間にか既成事実になるのはよくあることですが。
さて。ここからは東レに限らずどのチームも今後直面するであろう、リーグ再編についてお話しします。今回の東レのことが他チームファンの間でも話題になっているのは、他人事じゃないと思っているからではないかなと。