THIS IS HOME~「MADE IN 前橋」群馬銀行グリーンウイングス~

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③大手企業だからこその専用体育館

実業団形式が主のVリーグにはいろいろな親会社がありますが、銀行というのはなかなか強力だと思います。安定感半端ないですしね(倒産や廃業が全くない、とは言えませんが)。なお群馬銀行は、銀行のランキングでも売上高16位で、地方銀行に限れば8位。都道府県の人口では群馬県は18位ということを考えれば、銀行としては強い方だといえるのではないでしょうか。

ちなみに売上高1501億(2021年度)は、Vリーグでは1352億のPFUと同規模です。
※なおデンソーは5兆、NEC3兆、東レ2兆、日立Astemo1.5兆等々。久光製薬は実は1200億でした。

という、そこそこ大きな会社ということで福利厚生施設も整っていて、GBスポーツセンターという専用の施設があり、チームはここを練習拠点としています。あくまで群馬銀行の施設であって、チーム専用の体育館というわけではないと思います。このように、社員向け福利厚生施設を練習場として利用しているケースは多いです(NECはそうです)。ただ、企業として自前の体育館があるというのは、練習環境という点ではありがたいですよね。

なのでこの点はチームの大きな利点だと思います。

④シャトルバス!しかも無料!

会場のヤマト市民体育館前橋までは、徒歩で30分くらいと歩くにはきついところ。路線バスも出てはいますが、なんとなんと、今回のホームゲームでは前橋駅から無料のシャトルバスを用意してくれました。V1では絶滅危惧種となっているシャトルバスですよ!(笑)。大変ありがたかったです。しかも一時間に二本で、試合終了の時間帯は三本に増発してました。

元々前橋ってJリーグの試合や前橋競輪場へのアクセスでシャトルバスが出ているので、それで用意できた部分はあるかもしれませんね。と思ったら、1月の前橋大会でもシャトルバスを出していたのですが、このツイートにあるように、ふるさと納税資金を活用したそうです。

ちなみに1月、そして今回の前橋大会での無料招待も同様に、ふるさと納税資金を活用したそうです。最近ふるさと納税を使って、返礼品にチームグッズやサーブを受けられる特典などを用意しているチームもありますが、シャトルバスと合わせてホームゲームの集客増に使う、というのもいい活用法だなと思いました。

これもあって1200人もの観客を集め、盛り上がる会場を作れたのではと思います。

さて、ここからは試合の話になります。