THIS IS HOME~「MADE IN 前橋」群馬銀行グリーンウイングス~

THIS IS HOME
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

ホームゲームの運営などについて感じたことをつらつら書いてきた「THIS IS HOME」シリーズ。これまでトヨタ車体東レKUROBE岡山NECデンソー姫路PFU(サブホーム)と書いてきました。久しぶりとなる今回は、初めてのV2。1200人という、V2としては異例と言える人数を集めた、2月4、5日に群馬県前橋市で行われた、群馬銀行グリーンウイングスのホームゲームについて書きます。

いつものように感じたことをポイント形式に記載していきます。まずは前橋という街の話から。

①てか前橋ってどこ?

突然ですが皆さん、前橋ってどこにあると思いますか?

同じ群馬なら、高崎ならピンと来る人は多いでしょう。新幹線も走ってますし、2021/22シーズンは皇后杯が行われたことで高崎アリーナに行った人もいるはず。私自身も実は、前橋は長い人生でも今回初訪問でした。

で、アクセスなのですが、高崎駅で両毛線に乗り換える必要があります(東京方面からの直通もありますが、早朝と夜に少しある程度)。その数、日中であれば一時間に二本。県庁所在地とは思えない不便さです。

というより、群馬県の県庁所在地は高崎だと思っている人も多いのではないでしょうか(私も一度調べ直しました 笑)。それにしても、普段前橋に来る機会などまずないので、Vリーグをきっかけに見知らぬ街に足を運ぶというのは本当に楽しいものです。なお県庁所在地ということか、群馬銀行の本店も前橋市にあります。

JR前橋駅前はちょっとした商業施設とホテルがあるくらいで、基本的に何もない駅です。中心部は徒歩で15分ほど離れた私鉄の上毛前橋駅の方で、スズラン百貨店なんかもあります。

②前橋は、ま「え」ばしではなく、まえ「ば」し

なんのこっちゃ、かと思うでしょうが、私にとってはこのイントネーションは大発見でした。まあテレビなんかでは「え」にアクセントが来ることが多いのでどちらでもいいみたいですが。

ちなみに街なんですが、ほどよく都会、ほどよく田舎という感じですね。広々としているのと、山も近いからか空気も澄んでいて、心地よかったです。赤城山の裾野がとてもきれいで。あと、市内に大きな川が流れているのですが、これ、あの利根川なんです。

この利根川があるから、かつては水運で発展したんですよね。江戸時代も重視されていた地のようです(2/11放送のブラタモリでやってました)。ちなみにウィキペディアによれば、中山道の通り道で交通の要衝だった高崎ではなく前橋が県庁所在地になったのは、高崎に十分な施設がなく暫定的に前橋にしていたのがそのまま…ということのようです。とはいえ両地域に対立感情はなさそうですが。

ただ、Jリーグのザスパクサツ群馬は前橋にホームスタジアムがありますし、野球場も前橋にあったり、地元スポーツの中心は前橋のようです。これはやはり県庁所在地だからかと思います。

前橋の名物グルメといえば焼きまんじゅうなどありますが、やっぱり登利平ではないでしょうか。前橋市内に何店舗かあるので、土曜の試合後にいただいてきました。

街の話はここまで。続いて親会社や会場の話です。