THIS IS HOME~ホーム「タウン」デンソーエアリービーズ~

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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

⑩「ご当地」グルメ大集合の「ぶんぶんマルシェ」

いろんなホームゲームを見てきましたけれど、グルメの充実ぶりは群を抜いてました。なにせ出店店舗は22!しかも手羽先や味噌カツといったご当地グルメはさることながら、三河一色のうなぎにえびせんべい、そして西尾の抹茶といったご当地の特産品まで!

ちなみに西尾が抹茶の名産地というのはデンソーを通して知ったことです(2016年の西尾大会で知りましたね)。というよりそもそも西尾市を知っている人は東京には少ないです。三河一色ブランドはうなぎなどでそれなりに知名度が出て来ていますが、西尾市だということを知っている人は抹茶以上に少ないと思います(元々は一色町だったのを西尾市に編入されたからだそうですね)。

また、デンソーエアリービーズ公認弁当や、選手のサインが飾られた一種の選手公認の店舗まで揃ってました。

そしてもっとすごかったのが、エアリービーズの水や抹茶、そして甘酒まで売られていたこと。抹茶は西尾だから、でしょうが、水と甘酒は福島のです。

なぜ福島か。そう、郡山市をホームタウンにしているから、ですね。

地域名産品・エアリービーズとのコラボ商品 – デンソーエアリービーズ/バレーボール/Vリーグ/女子

だからチームスポンサーに宝来屋(甘酒や味噌を扱う郡山市のメーカー)やあぶくまの天然水(田村市)が名を連ねているわけです。

しかも試合途中、第三セット前のイベントの中でCMまで流れてました。Vリーグの協賛企業のCMは試合前と試合後に流れますけれど、試合の合間にチームとしてCMを流すのは初めて見ました(NECもゲームスポンサーのCMを流していましたが、試合前後だったはず…)。

ホームゲームだから地元グルメを出す、というのは他のチームでも見られる光景ではあるのですが、遠く離れたホームタウンのグルメまで揃っていたのはびっくりしました。

でも、これが、遠い地にホームタウンを持つメリットかもしれません。簡単に言えば相互交流。愛知で福島の名産が売れ、福島で愛知の名産が売れる(ぶんぶんマルシェ的なものは郡山にはなかったようですので、売っていたかどうかはわかりませんが)。

デンソーのこの方式はとても面白いなと思いました。遠いところにホームタウンというのは久光も東レもやってますし、前にブログにも書きましたが最近はPFUも始めました。ただ、こういう地元企業を巻き込んでの名産品の交流というのはデンソーだけなので、これはモデルケースになるのでは。

※しかもこれが親会社が流通企業とかだったらこういう名産品の交流はまだわかりますが、デンソー、自動車部品メーカーですからね。

ホームタウンといえば…そう。デンソーは来季から札幌市とホームタウンパートナー協定を結びました。来季は札幌でホームゲームを開催するかもしれません。

そして、なんとなんと、ちゃんとあったんですよ!札幌市のブースが!

いやあ、喜んで行っちゃいましたね。一年半しかいなかったですけれど「札幌出身です!」と言って(間違いではない、はず…ちなみに本当の地元は埼玉です)。しかも配っていたのはチラシの他に、札幌農学校のクッキー。いやあ、わかってらっしゃる!(笑)

第一試合の後にブースに行ったらこんなメッセージが。これぞ道民、です!札幌出身(でいいのか…?)として非常にうれしかったです。

Vリーグを通してバレーボールが普及するだけでなく地域密着、だけでなくこういう地域間交流が行われるというのは非常に意義のあることだとデンソーのホームゲームを見て思いました。ホームゲームに関わった皆さん、3か月越しのホームゲーム、お疲れさまでした!