④0勝をネタにしたポスター
ネタにしたという言い方はあまりよくないけれど、他にいい言葉がなくて。
何が言いたいかというと、0勝だったことを後ろ向きではなく前向きなものとして転化させたこと。
「ウチは昨季一勝もできなかったんです」
を
「ウチは昨季一勝もできなかったんです。でも、(だからこそ)ここから始まるんですよ」
にした。
このキャッチコピーが何より秀逸なのだ。「ZEROから紡ぐ、逆襲の物語。」
紡ぐというのは糸を紡ぐ(PFUが東レみたいな繊維メーカーではないので親会社にはかけていない言葉だが)とか、言葉をつなげて文章を作るとかそういう意味だけど、どこかボールをつなぐバレーボールの世界に通ずる言葉だなあ…と。
そう、何のことはない、私はPFU再生プロジェクトという逆襲の物語を見ていたわけだ。
これを書いた後に、PFUはチャレンジ4でV1残留を確定できず、入れ替え戦行きが決まってしまった。再生の道のりは簡単ではない。でも、いろんな困難を乗り越えてこそ、本当の再生の物語は始まるものなのだと私は思う。
物語はまだ、もう少し、紡がれる。
※ちなみに「青猫の名前」というタイトルは、私がバレーボールに重ねている乃木坂46や欅坂46のような坂道の世界観から、欅坂46に「猫の名前」というのがあったのでそれで勝手にタグをつけるようにした、それだけだ(笑)