19/20 マイVリーグアワード~スタッフ・試合編~

マイVリーグアワード
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

最優秀ホームゲーム賞:2020/1/5 デンソーエアリービーズ対岡山シーガルズ(岡崎中央総合公園総合体育館)

デンソーは去年の郡山大会に続き二年連続の受賞です!パチパチ。

そんなデンソーのホームゲームはどんなものなのか、ということで今季は行ってきました。本当は10月の西尾大会に行く予定でしたが台風で延期になった1月5日の岡崎大会を見てきました。ちなみにこの岡崎中央総合公園総合体育館は通称・中総というそうで、個人的に「中総は…」と地元民っぽく使ってました(すみません、岡崎自体初めて行きました!)。

その模様についてはたくさん書いたので見ていただきたいのですが(なんと鍋谷選手にまでRTいただきました)、

いやあ、やっぱりデンソーのホームゲームはいいなあ、と思いました。得点時にハリセン叩きを先導させる映像演出等々試合の演出が実にうまいのですが、今にして思えば同じ室内スポーツであるWリーグ(バスケ)のデンソーアイリスを持っているのも大きいのかなと。アリーナスポーツの盛り上げ方については一日の長があるのかもと思いました。

あと、前述のブログにも書きましたけれど、「ぶんぶんマルシェ」として一大物産市になっていたのが何よりよかったです。ご当地グルメを中心とした出店、は他のチームのホームゲームにもありますけれど、ここはホームタウンとしている郡山市の物産もあったのが素晴らしかったです。来季はここに札幌の物産(今回はブースのみ)も加わるのだとしたらさらにすごいですね。今から楽しみです。

さて、いよいよ最後となる、最優秀ゲーム賞の発表です。

今季見たV1女子の試合数は42。その中から、私の大ファン・東レアローズの試合やファイナルといった特別な試合は極力避け、できるだけ普通のリーグ戦にしようと考えた結果選んだのは…

最優秀ゲーム賞:2019/12/1 PFUブルーキャッツ対日立リヴァーレ(五所川原市民体育館)

この試合は今季から五所川原市をサブホームとしたPFUのゲームだったのですが、詳しいことはこちらに。

試合はフルセットにもつれ込む熱戦で、結果PFUが日立リヴァーレを下す結果となりました(実は私は途中で帰らざるを得なかったのですが…)。

何より印象に残ったのが、五所川原でのVリーグ開催も初めてと言うことで、初めて生でプロのバレーボールを見た、という人が多かった印象なんですね。というのも長いラリーが続いたときの「おおー」というどよめきが普段より多かった気がして。初めてバレーボールを見に来た人が注目するプレーはパワフルなスパイクやサーブなどよりは、両チームの選手たちの執念による長いラリー、なのかなと。

「おおー、これも拾った」みたいなどよめきと拍手が、粘りのバレーをするPFUに合って、そういう観客の反応が選手たちの背中を押したと思いました。相乗効果と申しましょうか。

あと、過去のPFUのブログ宇田選手のブログ書きましたが、このときのPFUのチームの雰囲気が何よりよかったんですよね。チームの調子もさることながら(前の週は岡山相手にフルセット)、キャプテン宇田沙織がようやく手応えをつかんでいたというか。そんなのもあっての五所川原での二連勝だったのかなあと。

チームが苦境(だったかどうかはさておき)を脱して上り調子になっている様を見るというのは、そのチームのファンでなくてもうれしいもの、なのです。

来季はどのチームからそんな光景が見られるのか。今から楽しみです。