ということで、山内美咲選手、というより山内美咲キャプテン、です。キャプテンとしては異例の三年目だったわけですが、ただ傍から見ていても、今のチームなら山内選手が続投だろうなあと思っていたのも事実でした。
今シーズンはそんな山内選手のキャプテンシーが至るところで見られた印象です。
特に同じポジションの曽我選手とのやりとりは多かったですね。これはキャプテンとしてだけでなく同じポジションとしての意見を言っていた部分もあったかと思いますが(二枚替えで彼女と交替で入るケースも多かったです)。
ただ、それだけでなくて悩んでいる曽我選手をそっとフォローしている印象を受けました。これはあくまで傍から見ていた個人の印象ですが、テクニカルタイムアウトで、ある選手との意見が合っていないように見えたんですね。そしたら山内選手が「どうしたの?」とばかりにそっと寄って行ったんですよ。さすが山内選手だなあ…と。思い過ごしかもしれませんけどね。
ただ、曽我選手は思い詰める部分もあるのかなと。そこを、笑わせたりしてうまくほぐしていましたね。なのでなんか姉妹に見えました、このコンビは。
私はこういう、絆を垣間見られるシーンが好きなので、山内選手を基点に生まれていたさまざまな絆は…なんか、楽しかったとかそういう次元を超えてましたね。ほんと、たくさん撮りました。
何より注目していただきたいのは、マスクをしていても表情が伝わってくるんですよね。これはもしかしたらご本人は意識していたのかもしれません。一方、プレーの写真があまりなくて申し訳ないです。三年間のキャプテン生活、お疲れさまでした。
そんなNECレッドロケッツの今シーズンの個人的なベストショットはこちら。
古賀選手が開幕直後はあまり試合に出てなかったわけで、セット間のテクニカルタイムアウトでは珍しく対人をしていたわけです。その相手が山内選手だったことが多かったんですよ。
終わった後にこうして手を軽くタッチしあうわけですが、これが山内選手と古賀選手の絆を何より表しているなあと。このシーンは本当にたくさん撮りましたが、ベストショットは「こういう写真が撮りたかった」という会心の一枚でした。実はけっこう大変なんですよ。タッチは一瞬だし、手にピントが合わない可能性がありますからね。
そんな私にとってこの記事のこの二人のやりとりはもう、ね。