Vリーグの撮りどころ21/22シーズン ~NECレッドロケッツ編~

NECレッドロケッツ
all text and photographed by
Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

昨シーズンに続き、今シーズン60試合見てきた中での個人的な撮りどころだったシーンをチーム毎に紹介します。

Vリーグの試合を撮っているとき、「このシーンがツボ」みたいな撮りどころは、試合を撮っている人それぞれにあると思います。それは一方で「こんなシーン見ていると面白いよ」という紹介にもなると思います。

続いてNECレッドロケッツ(観戦数11)です。ちなみに昨シーズンはこちらに載せています。昨年との違いを比較していただくのも楽しいと思いますよ!

昨年に続いて推しのチームに次ぐ観戦数ということもあり、相変わらずの撮影枚数でした。先に新たな撮りどころについてお話しすると、キャプテン・スティームでした(笑)。

スティームって二パターンあるんですよね。これが何を意味しているのかはちょっとわかりませんが…ヒーローに変身する感じなんですかね。あと、スモークを出すんですよ。どーですか、この一枚(笑)。

新たな撮りどころはこれくらいだったかな。後は昨シーズンからの続編、という感じでした。

まずは古賀紗理那選手。私がVリーグにハマり始めてからずっと見ている、数少ない選手になりましたね。ますます頼もしくなっていて、日本代表のキャプテンになったというのも納得です。

NECではキャプテンになってないですし、これからもならないと思いますが、って今気づいたのですが、古谷ちなみ選手がコートにいないときは誰がコートキャプテンになるんでしょうね。新体制では副キャプテンが発表されていませんが、昨シーズンからの続投となれば柳田、澤田の両選手ですから、コートに常にいるわけではないし…となると、昨シーズンの撮りどころだった、主審にキャプテンを申告する古賀選手、が見られるかもしれません!(笑)

話がそれましたが、古賀選手を代表キャプテンにしたのは眞鍋監督のナイスアイデアだと思います。ってこの話、長くなるので別の機会にします!

古賀選手は撮っていると自然といい光景が撮れるんですよね。チームメイトとの輪というかな。木村沙織さんを撮っていた感覚に近いです。私が撮り始めた2016/17シーズンに比べて格段に「NECの古賀紗理那」になっているんですよね。感慨深いです。

「NECの古賀紗理那」という点では1月の大田大会でのこの光景が印象に残っています。NECにとって久しぶりの試合となった1月のトヨタ車体戦、0ー3で落とした後に金子監督をつかまえて何やら話していたんですね。

今シーズン、古賀選手で新たに撮りどころとして狙ったのが、サーブを打った後のローテーションで得点したときのガッツポーズ。選手たちの輪に加わらずすぐにサーブを打ちに行くのですが、一瞬の喜びと、もうサーブのことに頭がいっているという。

元々古賀選手って、S6のローテーションにいるときにチームが得点すると、チームメイトの輪に目もくれず、サーブの位置に向かって走り出しているんですよね。得点した瞬間からサーブが始まっているという。それが好きだったのですが、今回はさらに進んだものを狙ってみました。

キャプテンとして代表を引っ張った古賀選手がどんな姿になってチームに戻ってくるか。来シーズンの開幕が楽しみです。

そんな古賀紗理那選手の今シーズンの個人的なベストショットはこちら(本来はチームごとですが、特別に古賀選手編を…)。

2月の上尾大会でのことです。試合に勝利して、VOMインタビューを受けている山田二千華選手に向けて「二千華ーー!」と叫んでいるんですよ。とても微笑ましくて。でも、こういうところが日本代表のキャプテンに向いているなあと思った次第です。

古賀選手はシーズン序盤は東京五輪での足の負傷の影響もあったのか、出番が少なかったんですよね。その間に出場機会が増えたのが、曽我啓菜選手でした。