その先の古賀紗理那選手

NECレッドロケッツ川崎
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①ひたむきさ

選手は成長とともにどっしりしてくるというか、風格を帯びてくるものだと思う。古賀ちゃんも風格こそ帯びてきてはいるものの、まだどこか高校生時代の名残というか、表情からもひたむきさが伝わってくる印象だ。最近はだいぶ減った気はするが、それこそいっぱいいっぱいでプレーしている印象があった。

②愛されぶり

特に試合後のVOMのインタビューなんかはこちらまで聞いていてハラハラするというか(笑)。考えて何かを言った後に「あー、失敗した」みたいに苦笑いしているシーンが多い印象がある。試合より緊張しているんじゃないかと。あと、特にホームゲームで勝った後のセレモニーである「森のくまさんを踊る」がなかなかできなくて、試合後に一生懸命練習している姿は彼女らしい光景なあと思って必ずファインダーを向けていた。

2019年11月の大田大会はまだしどろもどろだったが、その後の川崎大会ではどうやら覚えてしまったようなのが残念だった。まあでもまた来季になれば忘れているだろう(笑)

それ以外でも撮っていてこっちまで楽しくなる光景もたくさんある。

これはチーム公式のインスタの企画で公式カメラマンが選ぶ今季の一枚というのがあったのだけど、古賀ちゃんだけこんな写真だった(笑)。でも、この気持ちよくわかる。そう、こういう光景を見せてくれる選手なのだ。しかし公式からもこんな風にいじられているのもさすが愛されキャラだ

そして19/20シーズンになると古賀ちゃんにもう一つ要素が加わってきたと思う。それが