Vリーグの撮りどころ21/22シーズン ~PFUブルーキャッツ編~

PFUブルーキャッツ
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

昨シーズンに続き、今シーズン60試合見てきた中での個人的な撮りどころだったシーンをチーム毎に紹介します。

Vリーグの試合を撮っているとき、「このシーンがツボ」みたいな撮りどころは、試合を撮っている人それぞれにあると思います。それは一方で「こんなシーン見ていると面白いよ」という紹介にもなると思います。

続いてPFUブルーキャッツ(観戦数10)です。ちなみに昨シーズンはこちらに載せています。昨年との違いを比較していただくのも楽しいと思いますよ!

それなりに思い入れのあるチームですが、昨シーズンは岡山大会での2試合しか見られず、その反動が今シーズンに来たという感じでしたね。

まずは、デンソーから移籍してきた鍋谷友理枝選手。気づけばこんな風にサーブレシーブのシーンばかり撮ってました。野球で言う送りバントというかな。ボールの勢いを絶妙に殺している、そんな印象を受けました。

あと、鍋谷選手ってサーブを打つ前やセットが始まる前にルーティンがあるんですよね。どちらも肩をぐるっと回すのですが、こういう選手のルーティンはつい撮りどころになります。撮るこっちもルーティンというか(笑)。

ルーティンといえば、公式練習中に綿引菜都美選手とすれ違う時にこんなことしていたのも撮りどころでした(笑)。昨シーズンもそうでしたが、一番、公式練習中も(撮りどころという点で)気が抜けないチームかもしれません。

少し話がそれますが、ウォーミングアップで二人一組になって「12345678910」と、叫んだ後にダッシュする光景も好きでした。

話を鍋谷選手に戻します。鍋谷選手のサーブと言えば、独特のフォームでおなじみですが、今シーズン初めて間近で見たのですが、ドキッとさせられるというか、そこだけ彼女の世界ができている感じでしたね。

しかし鍋谷選手は、長年過ごしたデンソーを離れてPFUという新天地に転職したわけですけれど、その決断は勇気が伴ったのでは…と。でも、こうしてコートキャプテンを務めたり、PFUを押し上げる原動力になったのではと思います。それなりに見ていて思うのですが、このチームは経験が加わると一気に上に行けると思うんです。鍋谷選手はそれに欠かせない、うってつけのピースだと思います。

デンソーからの移籍、という点では田原愛里選手も、でした。