Vリーグの撮りどころ21/22シーズン ~岡山シーガルズ編~

カメラ
all text and photographed by
Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

一言で言うと、コート上の選手たちに参加していたという感じです。これまでも岡山を見てきましたけれど、登録外選手たちは指定エリアで大人しく座って見ているという印象だったのですが、今シーズンはスタメンがコートに向かっていくシーンで、選手ごとのキーワードが書かれたフリップを掲げながら「○○、繋げー!」とエールを送ってましたし、試合中もハリセン叩いたり。

あと試合前に控えエリアの選手との円陣に加わっていたりとか、あくまでも私の中では、ですけれど、今までこういう光景は見ていなかったので、岡山も変わったなあ…と思いました。あまり喜怒哀楽を出さないチームだったのですが、一種の和気藹々さですね、これはいいなあと。

さて。昨シーズンはあまり見られる機会がなかったので撮ることが少なかった及川真夢選手ですが、その分といいますか、今シーズンは一気に増えました。

及川選手に注目するようになったのはファイナルに進出した19/20シーズンからですが、岡山の選手ではあまりやらないガッツポーズをしたり、表情豊かだったところがきっかけでした。

元々推しの関係でブロードを撮ることが多くなっているのですが(笑)、及川選手のブロードもいいんですよね。柔らかさを感じます。

あと、こういう光景もあまり岡山では見られないので、撮っていて楽しいんですよね。でも、さっき書いたようにチームの雰囲気も変わってきているので、来シーズンはそのあたりに注目しようと思います。

撮りどころとはちょっと関係ないのですが、2月の岡山大会で、来場者プレゼントがあったのですが、及川選手が何回引いてもその席番の人がいなくていじけたのか?、彼女が次の日に回したのはちょっと面白かったです。

そんな岡山シーガルズの、今シーズンの個人的なベストショットはこちら。

これ、及川選手のサーブでのルーティンの一コマなのですが、いつも息を吐きながら両腕を引いて、そこからボールを掲げるのですが、今シーズンはそこに体を左右にひねる動作が加わったんですよね。個人的に選手のサーブのルーティンって注目しているんですよ。緊張する場面でいかに冷静さを保つか。それが垣間見られるので。

これは選手に限らずチーム全体の雰囲気もそうなのですが、シーズンを迎えるたびに何が変わって何が変わっていないか、その比較を見るのが好きなんですよ。写真はその差を如実に示してくれます。だから撮っていて楽しいんですよね。