Vリーグ女子会の「つながり」と「広がり」

Vリーグトーク
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

「Vリーグ女子会」は、2018年10月から私が始めた活動で、これまでに計8回開催されています。どんなことをしているのか、そして先日フォーラム形式で開催した19/20シーズンのファイナルイベントについてご紹介します。

■設立のきっかけと内容

これまで野球やサッカーを多く見てきた中で、それらの観戦って打ち上げと称した試合後の飲み会までセットになっていることが多いのですが、でもVリーグってあまりそういう文化がないよな、と。じゃあ作っちゃおう、というけっこうシンプルなものでした。

野球やサッカーってビール片手に、という要素が強いじゃないですか。でもVリーグは会場で売られていること自体少ないし、試合前に飲んだり、ビール片手に観戦していている人って皆無だと思います。なので、元々飲むという文化があまりないんですよね。というのと、家族連れだったり、後は仲間というよりは個人で見に来る(学生さんは仲間で見に来ますが)印象が強かったです。健康的でいいことなのですが(笑)。

まあ後、野球やサッカーは、会場での飲食収入(アルコールが入れば当然メシも食うし、試合展開によってはさらにアルコールを買う…ということも)も収益の大きな要素になっていますが、Vリーグは今はそうではないので、という部分もあると思います。アルコールとの関係性の薄いリーグですね。

※男子にサントリーがいますが、あそこはアルコールというよりは清涼飲料水としての要素が強いですね。会場に出している広告もビールではなくDAKARA、ユニもペプシとかですし。

でも、試合後にみんなと酒飲みながらその内容を振り返ったり、そういう場も楽しいわけで、じゃあ作っちゃうか、と。なのでVリーグ女子会といいつつ実質飲み会です。さらに言うと「Vリーグ」女子会ではなく「Vリーグ女子」会なので、メンバーはほとんど男性です(笑)。あと、私の交流関係から、写真を撮られている方が多いです。なので、チームの垣根を超えた呉越同舟という感じ。まあVリーグは野球やサッカーに比べ、そんなにチーム間の対立構造はないので(基本的にリーグ推しが多い印象)、チーム間の交流の場にもなっていますし、他チームのファンから見た自分の推しチームの話とか、参加者もそれなりにメリットはあるのではと思います。

ちなみに私自身はというと、まだVリーグファン歴もカメラ歴も浅いので、この会はいわば先輩たちにめちゃくちゃ勉強させていただいている貴重な場です。また、忘年会やシーズン終了後の打ち上げ会では、いわゆるカメオタの方に「今年・今季の一枚」を発表するという企画もご用意しています。たくさん撮った写真の棚卸というか、何か他者から題目を与えられて選ぶ、というのはなかなか楽しいものですし振り返りのいい機会になる、という私の思いからですし、写真に込められた意図を言葉で説明いただく機会はとても貴重だったりします。

さて、そんなVリーグ女子会もだんだんと参加者が増えてきて、これまで述べ29名もの方に参加いただきました。固定メンバーが中心とはいえ、高校生(当時)が参加するなど(もちろんアルコールNGです)、輪が確実に広がってきました。ちなみにその高校生は勝手に内定選手と名付けていますが(笑)、データ分析など独自の視点で早くも我々をうならせています。まさに石川真佑選手なみ…と書くと岡山ファンの彼に怒られるので(笑)、及川選手並みの活躍です。でも、長年見てきた人からすれば初心者の視点は新鮮でしょうし、そういう、多彩な見方・視点を持つ人の集まりとして成立しています。だって主催者の私がかなり特異な初心者ですから(笑)。

19/20シーズンに関しては、まず開幕前夜祭として初めて順位予想、そして皆さんの今季のテーマ(例えば○○選手を撮る、とか、どんな光景を撮る、どんな楽しみ方をする等々)を発表しました。順位予想はなんと的中者まで。

こうして徐々に展開を広げてきたVリーグ女子会ですが、どうしても飲み会となると参加しづらい人もいるでしょうし、そもそも学生のファンだとなおさら。なにか、もっと昼間に開催して、気軽に参加できるフォーラム形式を一度やりたい…。そう思うようになりました。

なので、19/20シーズン終了後のファイナルイベントを大掛かりにして、夕方の都内開催で無料形式のフォーラムにしよう、と企画し始めました。そんなときに偶然出会ったのが、丸の内ヴィクトリーナという存在でした。

ここからはファイナルがどんなイベントになったのか、ご紹介します。