■地元メディアの強いニーズ
まず新聞で言えば石川には北國新聞、富山には北日本新聞社という地元紙があります。特に北日本新聞はKUROBEの協賛企業にも名を連ねているだけに、試合の詳細なレポートだけでなく開幕時などに全面広告を掲載したり、あと実はファンクラブの会報も手掛けています。
また、全国紙の支局も結構取材していて、例えばスポーツ報知ではシーズン終了後にPFUの坂本監督、そして宇田キャプテンのインタビューを掲載しています。
またスポーツ報知はKUROBEの取材もやっています。系列の読売新聞が協賛企業に名を連ねているからかもしれません。
ちなみにKUROBEの協賛企業には北日本、読売両新聞のほか、北日本放送、富山テレビ、チューリップテレビ、そしてFMとやまと、地元のテレビ・ラジオ全局が名を連ねています(これは岡山もそうですね)。
なんでこうなっているかというと、地方メディアにとってスポーツは絶好のコンテンツだから、です。簡単に言えばそれほどネタの少ない地方においてネタになる、ネタにできる貴重なコンテンツだから、です。だからKUROBEも岡山も試合が地元の地上波で放送されることもしばしばです(PFUも開幕戦は石川テレビで放送されました)。
あと、忘れちゃならないのはケーブルテレビ、です。東京だとあまりケーブルテレビは見られない印象ですが、富山はテレビ局自体が少ないので(民放は3つ)、ケーブルテレビは結構見られている印象があります。そして富山のスポーツを応援する番組である「リーリーリー」の中でもこんな風に取り上げられています。
ちなみにPFUもかつては「青猫きぶん」という番組を金沢CATVでやっていたみたいです。また、PFUのFacebookによると金沢CATVが取材に入ったそうで今月放送されるそうです(YouTubeでも配信されるそうです)。
よくバレーボールはメディアで取り上げられる機会が少ないという声を耳にしますが、地方に行けばそんなことはない、というのがよくわかります。