⑨育成チームを独立
例えば下部のチームを独立させる。しかもマックスバリュと連携することで企業チームとして独立体にして地域リーグで戦わせる(普段はマックスバリュの社員として働きながら)。
サッカーとかではU-23のチームをJ3で戦わせるケースもあります。それと同じですね。ただ、ちゃんとスポンサーを連れてきているところがさすがです。
上記のサイトによるとトライアウトもヴィクトリーナとマックスバリュ合同で高校生を対象に行っています。まだプロのレベルではなくてもマックスバリュでなら、という選手を採用できるメリットもあります。つまり受け皿が大きいわけですよね。プロ野球でいえばまさに育成契約です。
実際20/21シーズンは福井選手がマックスバリュからヴィクトリーナに昇格しています。
⑩規約を改定させて導入したスコートユニ
ヴィクトリーナ姫路といえば20/21シーズンの開幕前、これが話題をさらいました。Vリーグの規約を改定してもらってまで導入しています。発案は眞鍋さんの、海外のチームで導入していることからだったようです。
スコートはテニスではおなじみですよね。とはいえ普段のパンツと着心地として何が違うのかは私は男子なので分かりません。わかりませんが、こうしてニュースで報じられたことに意義があるでしょう。
しかも全試合着用ではなく、4試合限定。しかもそれを予想するクイズまで実施しています。
皆さんはこのスコート導入についてどう思いますか?
私はニュースとなること以上にこの効果があったと思います。
今日はスコートなのかどうかユニフォームをチェックする=スポンサー広告が目に入る
ヴィクトリーナのユニはパンツの背面にまでスポンサーがついています。そう、スコート導入はスポンサー対策でもあったのです。
※ちなみに撮っていてもスコートを着用しているかどうかは気づかないくらいで、見た目にはほとんど変わりません。
ちなみにユニフォームと言えば
⑪リベロ専用ユニがある!
毎年恒例の「チームの顔」で、姫路はユニフォームが4種類もあったんですね。かといって同じ4種類の岡山と違って姫路はピンクと白だけ。何か違うのかよく見たらスポンサーが違う。試合によって変えているのかと思ったら…
なんと、リベロ専用ユニだったんですね。
上記の写真。いずれもリベロのユニに掲載されているスポンサー異なることがわかるでしょうか。パンツの背面もそうです(ただしスコートはリベロも共通のようです)。なんでリベロだけユニが異なるのか、スポンサーが異なるのかはわかりません。ただ、試みとしては面白いと思います。対スポンサーという点では広告メニューが多い方がいいわけですから。
わからないですけれど、もしかしたら営業が「選手ごとにユニにスポンサーつけられたらいいんですけどね」と言ったら眞鍋さんが「それいいね!」となってやろうとしたけどさすがにリベロだけにした、とかそういうことかもしれません。
ただ、眞鍋さんって結構柔軟なんですよね。銅メダルのロンドン五輪でも、アナリストが「急に背番号替えられたらたまったもんじゃないですけどね」と冗談で言ったら「それ、やろう!」となって敢行したそうですから。それまでの相手による分析データがある意味チャラになったわけで、それも銅メダルにつながった一因かもしれません。
※ちなみに眞鍋さんは髪型まで全選手で統一しようとしてさすがにそれは選手たちがやめさせた、というのを木村沙織さんが後にテレビで語ってました(眞鍋さんは「髪型まで変えていたら金メダル取れていた」と言っていたそうですが 笑)。
そんな姫路のフィロソフィーは結局これに尽きると思います。