THIS IS HOME~革新のNECレッドロケッツ~

NECレッドロケッツ川崎
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

⑤応援DJの導入

18/19シーズンからホームゲームについては応援団主導からDJ主導に切り替わりました。これがよくなかった、という話は前回さんざん書きました

チーム側もそう感じたのか、DJを変えるだけでなく、応援DJを起用。二者で連携するパターンに切り替えました。応援DJはそう、ムッチー鈴木さんです。

メインのDJは試合の進行という役割もあります。そんな中で応援まで主導するのは難しかったのでしょう。前任の方はあまりファンに寄り添う感じは見受けられませんでした。そこで応援専用のDJを起用した、という感じかと思います。このムッチー鈴木さんが実によかった!(※私は東レファンです 笑)。アリーナにいながらもどこかファンと一緒に応援席にいて一緒に盛り上げている印象でした。

ムッチー鈴木さんがいいなと思ったのは、試合前にグッズ売り場とか観客がいる場内を歩いているんですよね。ファンの空気を感じようとしている、そんな印象を受けました。あと、19/20のファイナル8の船橋で、彼のシーズンの出番はもうないのに来場していた、なんてこともありました。あと、選手たちがはけた(これが大事)試合後には、場内を回ってファンの人たちに挨拶までしている。この姿勢は本当に素晴らしかったです。

あと、今季のNECはチームが苦しくなるとハリセンによる手拍子が自然発生していたのですが、12月のとどろきではムッチー鈴木さんが少しアシストする形にしていました。

手拍子の話が出たので…

⑥手拍子のリズムという音のサイン

上記の引用ツイート内にも記載があるのですが、歓声が出せない今季は、音をいかにチームの応援のサインにするか、を考えていたそうです。独特のリズムの手拍子だけでNECの応援だとわかる仕組み、と言えばわかるでしょうか。

これは10月の姫路でのことなのですが、わが東レも今季は息を入れて膨らませる従来のスティックバルーンではなくハリセンになっています。で、対戦相手のNECもハリセンだったので、叩くとどっちの応援なのかが東レの選手たちに伝わらないと気づき、途中から拍手に切り替えたことがありました。

ハリセンを導入しているチームが多い中で、「このリズムはウチ」みたいにサインとしてはっきりさせておくことって大事なんですよね。NECは「GO!GO!ROCKETS!」の「タンタンタン」をサインにしていました。

今季は本当に応援団の方々の創意工夫が感じられますね。大変だと思いますし頭が下がります。制約だらけの中、会場を盛り上げて選手たちを後押ししているわけですから。