東レアローズ好調の要因を考える

東レアローズ滋賀
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⑦水杉選手の統率

私にとってリベロは、後ろから俯瞰して見られる時間が長い分、選手たちを指示して統率する役割だと思っています。JTの小幡選手なんかまさにそれです。なので姫路の溝口選手も好きです。野球で言えばキャッチャーですね。いいキャッチャーのいるチームは強いわけですよ。その点で水杉選手には物足りなさを感じていたわけです。

ところが、今季の水杉選手はけっこう選手たちにモノを言っている印象があります。特に黒後選手には臆することなく言っている、そんな印象です。これは間違いなく今までにはなかった光景だと思います。

基本的に中島選手との併用ですが、劣勢の時は途中投入されるケースも増え、チームを立て直しています(だから無敗とも言えます)。彼女の存在感が増していることは間違いないと思います。

⑧二枚替えの機能

ここも昨季との違いです、今季は試合途中で黒後→白井、関→中田。の二枚替えが機能しています。休めることはもちろんですが、これにより黒後、関両選手が試合を傍から見られることで冷静に分析できるメリットも生まれています。

まあ、何よりこの二人が入ると控えエリアがうるさくなる(笑)。控えエリアを補強するための二枚替えとも言えます(いや、言えないって 笑)。

ただ、この二枚替えが機能するのはこの理由もあります

⑨中道コーチ

やっぱりこの人がベンチにいるのはめちゃくちゃでかいなと思いました。特に二枚替えのときに関選手にアドバイスができる。

昨季はスタッフとして帯同していたので、TOでスタッフエリアにやってきた白井選手経由でアドバイスを送っていましたが、ベンチにいればその場で直接アドバイスできますからね。

あと、女性ならではというか、選手の体調とかを把握できるのはやっぱり同性ですからね。監督・コーチに女性がいるチームはJT、埼玉上尾(通訳と兼務)、トヨタ車体、日立、PFU…と少ないんですよね。

あと若い選手が中心という点ではこの人の存在も欠かせないです。