■アスリート派遣事業への参加
これは特に岡山がやっているのですが、トップアスリート事業として、自治体がスポーツ教室にアスリートを派遣する事業があります。
これにも参画して自治体に必要とされるチームを目指します。
といっても地域リーグの選手ではトップアスリートとは言えないかもしれません。なので、監督はある程度の実績を持つ元選手か現役選手を招聘する必要がありそうです(その点ではリガーレ仙台の佐藤あり紗さんはまさに理想形ですね)。
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とまあ、絵空事ではあるかもしれませんが、これが私なりのバレつく、です。
選手側のメリットは何かというと、
「キャリアを見につけながらバレーボールに従事できる」
になります。
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今までは入団してバレーボールだけできる、というチームは一握りだったわけで、社業と練習の両立が基本だったわけですが、その社業が自分のしたい仕事かと言ったらまた別の話だと思います。
それだったら自分のしたいことやなりたいことを身につけつつバレーボールもできる。そんな生き方もありではないでしょうか。要は社員として選手になるのか、一事業主として選手になるのか、です。
もちろんこのチームが地域リーグにとどまるのではなくてVリーグに昇格しないことには、選手たちも魅力を感じてくれないかもしれません。Vリーガーということは間違いなくその人の人生において箔がつきます。
ただ、バレーボール選手たちのセカンドキャリアという点では、この方式はとてもメリットがあるのではと思います。
さて、地域側のメリットですが、廃校が、単にチームの拠点として利用されるだけでなく人の集まる拠点になる、という点です。トレーニングルームを作ったり、練習を公開したり。もっと言えば選手も利用する食堂を作って一般の人に開放、というのもありかもしれません。高齢化の進む地域であれば若い人が増えるという点でもメリットになるでしょう。
他のスポーツに比べバレーボールは分が悪いと思います。野球、サッカー、バスケットボール、バドミントン、卓球…注目を集める競技がどんどん登場しています。こういうのはメディア露出だったり、子供が憧れるスター、の存在も必要と思いますが、その点でバレーボールは苦しいと思います。
ただ。そんな状況でもリガーレ仙台、福岡春日シーキャッツ、そしてアルテミス北海道と、Vの参入を目指すチームが誕生しているんですよね。男子ではヴォレアス北海道のケースもあります。
詳細は上記のブログを読んでいただきたいのですが、チーム設立のきっかけは会社に、そして街に若手を増やしたかったから、だったりします(それだけではないですが)。
・バレーボールを続けたくても受け皿がなくてあきらめるケース
・受け皿がないから親の方針で子供の頃から別の競技に変えるケース
・選手生命を終えてもバレーボールの受け皿がないから全く関係のない仕事に進むケース
どれも「もったいない」わけです。そのためには受け皿をいかに増やすか、だと思います。
特に選手が引退してもその経験を後進に伝授する機会をもっと増やしたいと私は思います。
※その点で岡山やKUROBE、デンソーのジュニアチームは子供、そして元選手両方の受け皿になっていて素晴らしいと思います。
おそらくファンの方でも、あの元選手はどうしているんだろう、とか、バレーボールから離れているのがもったいないと思う元選手もいるのではないでしょうか。代表選手の経歴がありながら埋もれている選手も多いと個人的には思います。
・Vリーガーを目指す選手たちの受け皿
・バレーボールに関わり続けたい元選手たちの受け皿
・バレーボール選手になりたい子供たちの受け皿
・若手やアスリートを呼び込みたい地域の受け皿
・スポーツを誘致したい地域の受け皿
それらを全て解決できる解、をいつか作り出せたら。
今の私の夢です。