私の「バレつく」

Vリーグトーク
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突然ですが、「サカつく」ってご存知でしょうか。と言っても知らない人が多いですよね。

正式名称は「プロサッカークラブをつくろう!」。サッカークラブを経営していくシミュレーションゲームです。サッカー好きにもいろいろあって、プレーすることや見ることが好きな人もいれば、経営に興味のある人もいます。

経営、というと難しく聞こえるかもしれませんが、いやいや、選手獲得だって経営の一つです。お金を払って獲得した選手が活躍するかどうかでチームの成績にも大きく関わってきますし、観客増、スポンサー増に結び付くこともある。限られた予算の中で大金を払って外国人選手を獲得するかどうか、も経営判断。

いつかはスポーツチームのオーナーになってみたいと思っている人は少なくないと思います。かくいう私もその一人。前に一度全国にVリーグの女子チームチームを勝手にシミュレーションしてみましたが、

ここではもう一歩進んで、どんなチームを作りたいか、という経営計画を公表したいと思います。夢は自分の頭の中にあるだけでは進まず、提示して初めて進むもの、ですから。

■廃校の活用

まずは拠点ですが、これは、廃校を利用します。なぜか。体育館があるからです。そして校舎もあります。

実は、廃校を活用した例はJリーグにあります。水戸ホーリーホックというJ2のチームはそれまで専用のクラブハウスもなかったのですが、2018年に廃校を活用した「アツマーレ」というクラブハウス兼練習施設をオープンさせています。

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少子化の流れを受けて廃校は増えています。それも何も地方に限った話でもなく、私の実家のある埼玉県所沢市にも廃校があります。それらを活用した事業というのも当然あります。例えば文部科学省の『~未来につなごう~「みんなの廃校」プロジェクト』です。

~未来につなごう~「みんなの廃校」プロジェクト :文部科学省

ただ、廃校を活用するのは単に体育館が欲しいからではありません。もちろんクラブハウスとしてチームのオフィスも設置できますし、トレーニングルームも設置できるでしょう。トレーニングルームはチームだけでなく一般の方にも活用してもらいます。ちなみに前述した「アツマーレ」も、トレーニングルームを地元に人に開放しています。

七会町民センター「アツマーレ」 | 城里町公式ホームページ

また、体育館も、基本はチームが優先ですが、午前中などは一般開放して地元の人にも使ってもらったり、当然バレーボール教室も開催します。練習は基本的に公開して地元の人に楽しんでもらいます。

トレーニングルームで選手と遭遇することもあるでしょうし、選手がより身近に感じられる施設になりますね。

ただ、校舎という建物をそのままオフィスとして活用したいんですよね。

■シェアオフィス型クラブハウス

前にもブログで書きましたが、Vリーグの選手たちは基本的に社員契約です。選手は親会社に入社してその社員としてバレーボールという仕事に従事しています(岡山や姫路のように親会社を持たないチームはプロ契約だと思います)。また、リガーレ仙台や福岡春日シーキャッツなど地域リーグのチームは、スポンサー企業に雇用してもらうというケースがほとんどです。

では私のチームはどうするか。簡単に言えばフリーランスの集まり、です。

例えばライター。例えばデザイナー。例えば動画編集などのクリエイター。例えばECショップのオーナー。

選手たちはフリーランスとして業務に従事し、並行してバレーボーラーとして活動してもらいます。

そのためのオフィスとして廃校を活用するわけです。

例えば日中はフリーランスとしてデザインなどの制作業務やクライアントとのやりとりなどを行い、夕方はチーム練習やトレーニングを行う形です。

何をバカな、と思われるかもしれません。もちろん選手たちがフリーランスとして活動するための技能実習も必要でしょう。その支援も必要でしょう。

ただ、テレワークが一気に普及したことで、会社に出社しなくても働けたりテレビ会議が一気に普及した中で、こういう仕事との両立もよりしやすくなっています。

もっと言えば、クラブハウスがシェアオフィスなわけです。

ちなみに廃校をシェアオフィスとして活用しているケースは世田谷だったり福岡にもあります。

https://setagaya-school.net/

だから一般の方にもスポーツ施設併設型シェアオフィスとしてのニーズもあるかもしれません。一般の方から利用料金を取るのもありでしょう。好きな時に働いて好きな時にトレーニングできる。スパ施設、食堂、さらには簡易宿泊施設もあると最高かもしれません(笑)。その食堂だって選手が料理人として働いているかもしれません。

選手たちがどれだけフリーランスとして働けるのか、という声もあるかと思いますが、例えばNECレッドロケッツがやっている「Nトレ」というYouTubeは、選手が編集しているそうです。

しかもさっき挙げたデザイナーとかクリエイターの仕事は、選手を引退したのちもセカンドキャリアとしてやっていけるわけで、その技能を積むこともできます。

それ以外にも例えば地域のスイーツ店で働くパティシエだったり、廃校内にあるトレーニングルームをスポーツジムとして開放してそこのインストラクターとして働くのもありです。医務室がそのまま病院になって、チームドクターが診察してくれたり、そこで看護師見習いとして働く、なんてこともいいかも(埼玉上尾や熊本、千葉のように病院が母体だったり提携しているチームもあるわけですから)。

ある程度は地元で雇用してもらったり働く形ですが、それだけではなくフリーランスとして自分たちで仕事をこなす、のが特徴です。もちろんその仕事を受注してくるのもチームフロントの役割です。でもそれだけでなくて、選手たちにそういう技能を積ませるのも仕事になりますね。