ジップアリーナ岡山に灯る明かり

岡山シーガルズ
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

2020年11月28日。私は岡山駅に降り立った。

気づけば、1年10か月ぶりの岡山だった。あれ?そんなにたっていたっけ。そんな感覚だった。

2015/16シーズンからVリーグに興味を持った私。いろんなチームを調べていてすぐに興味を持ったのが、親会社を持たない市民クラブチームの岡山シーガルスだった。基本的に私はメジャーなものよりはマイナーなものを追いかける性格で、Vリーグの中心である、親会社を持つチームよりはこういうチームの方に興味が行った。じゃあなんで東レファンなんだ、というのはここでは書かないけれど。

初めてジップアリーナ岡山に行ったのは、2017年1月。当時私は転職の狭間の休暇期間だったので、福岡に行くついでに寄ってみた。東レの試合があるとかではなく、一度岡山シーガルズをホームで見たいと思ったからだった。

予想以上だった。

街の至るところに、岡山シーガルズのポスターが貼られていた。

これがJリーグなら割とよくある光景なのだが、Vリーグでここまで露出しているのはすごいと思った。

そして何より、これだった。

曲自体は他の会場でも聞けるんだけど、大観衆のいるホームで聞く応援歌、は特別だった。

元々サッカー好きでJリーグもよく見に行っていた身としてはホームゲームという概念はもっていたんだけど、Vリーグでもこういうホームゲームの光景がある、というのは驚きであり、発見だった(当時のVリーグは今のようなホームゲーム移管がまだ行われていなかった)。

それから2年後の2019年1月、私は再び岡山を訪れた。当初は行く予定はなかった。私は東京在住なので岡山は遠い。そして前週に黒部大会に行ったのでそんなに頻繁に遠征できないし、と思っていたが、推しの選手の出身地だと知り合いに言われて急遽行った。まあそれはどうでもいいんだけど、

ホームゲームが移管されて岡山、そしてジップアリーナの光景はますます進化していた。詳しくはここに書いているので読んでいただければと。

それ以来の岡山だった。