やっぱり世界には黒後愛しかない

東レアローズ滋賀
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ちなみに堀川選手のときも二番目は小川選手だったのだが、やはり同期ということもあって、それは変わらなかった。今季はなかなか正面から撮れる機会がないんだけれど、やっぱり私が大好きな、試合前に走って入ってくる東レの入場シーンの先頭が黒後選手、というのはやっぱりいい光景だ。

あと、個人的に一連のキャプテンの仕事を撮るのがとても好きだ。公式練習前に、主審たちがネットの高さをチェックして、やがて笛を吹くと両キャプテンがやってきて記録席?でサインをし、コイントスをしてサーブかコートかを決め、それを監督orコーチに伝えた後、練習の輪に加わりがてらチームメイトにも伝える。選手入場では先頭になる。試合後は再びサインをして、その後キャプテンとしてインタビューに呼ばれることも多い。また、これは我々には見えないが、試合後の会見には基本的に呼ばれる。

試合中のキャプテンの役割はプレーでチームを引っ張ったりチームメイトを鼓舞したり、といろいろあるが、それは(あくまで)見た目は他の選手だってやっている。でも上記に挙げた仕事は試合中の「キャプテン」が可視化される貴重なシーンとしてチームや選手関係なく、私の中で撮りどころとなっている。

と、これらの写真を挙げてファンの方はお分かりと思うけど、「カッコイイ」のだ。なんか、すっかり様になっている印象がある。

もちろんキャプテンは誰だってカッコイイのだけれど、黒後選手は元々チームにおいてプレー面だけでなく精神面でも大黒柱(おお、ちょうど「黒」が入っている 笑)になっていたから、キャプテンという衣をまとってますますパワーアップしたという感じだ。

その点では越谷監督の狙いってこういうことだったのではと思う。自分のため、チームのためにプレーするのではなく、さらに「チームを引っ張るためにプレーする」ということを課したわけで、それによる化学反応を期待したのではないかと。それが、今のリーグ戦開幕から無敗継続という結果として表れていると思う。

本人も、引っ張るということはとても意識している気がして、試合前練習でも声を出したり手を叩いて随時気合を入れている。

恐らくなんだけれど、試合前の公式練習からこんなに気合入れているチームは東レが一番なんじゃないかと思う。チームによってはふざけ合うようなルーティンをやっているところもあるんだけれど(これも大事なこと)、思えば和気藹々度の高い東レは、笑みこそこぼれているものの、実は公式練習はふざけている印象はない(公式練習の雰囲気はJTもそんな感じ)。