20/21 マイVリーグアワード~選手編~

マイVリーグアワード
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

杉原若葉選手(ミドルブロッカー・KUROBEアクアフェアリーズ)※初選出

彼女の活躍は東レファンとしてはめちゃくちゃうれしかった!

移籍してもレギュラーの座をなかなかつかめずにいたわけですが、今季の開幕週はOHで出たのに翌週から突然MBで起用されたんですよね。その試合を偶然現地で見たのですが、これが初起用だと知ったのは試合後で、それくらい大活躍してました。確か矢田部さんの実況だったと思うのですが、高校時代に少し経験があるだけだそうで。でもそんな感じ全くなかったですね。

あと、セッターがトスを上げるときに「私に持って来い」みたいなことを大声で言うんですよ。相手を錯乱させる効果もあるのでしょうが、立石選手と並んでコート内に活気をもたらした効果はありますね。

兵頭由希選手(アウトサイドヒッター・デンソーエアリービーズ)※初選出

いやあ、この選手、いい!(笑)

実は当初は別の選手(ムードメーカータイプ)だったのですが、先日の尼崎大会で入れ替えました。

元々推しの選手と同じ高校かつ春高決勝にも出たチームメイトだったので存在は知ってました。ですが、大して注目もしてなかったんです。

それが、尼崎大会で見て、何よりコートに活気をもたらしてくれる存在だなと。そしてTOで選手を迎えるときに、こうしてタオルを広げて迎えてくれる。選手が取りやすいようにしているのでしょうが、こうして広げているとなんか元気出ますよね。彼女の発見は個人的に大きかったです。まだまだ新たに出会える光景、そして選手がいるんだなと。あと、試合後に亀山コーチと大竹選手と体ぶつけ合う儀式もやってました。これは撮り逃したので来季!

及川真夢選手(ミドルブロッカー・岡山シーガルズ)※2年連続2回目(昨季はベスト6部門)

彼女も先日の尼崎大会を見て急遽入れ替えました。やっぱりこの選手、面白いです!

何が面白いかというと、「何するかわからない」ところなんですよね。なんでこう思うかわからないんですけれど、サーブで後衛にいるときに、バックアタックしかねない選手なんですよね。

そもそも岡山の戦術って個人的にはちょっと珍しいと思います。例えば上の右の写真。右サイドにいますけれど、これ、ブロードじゃないんです。MBが右サイドに張り付いているのってあまり他のチームでは見かけないです。例えばブロードで右サイドに行っても、守備になればすぐに前衛の選手の真ん中に入ります(東レはそうです)。ところが岡山って及川選手と渡邊選手が結構入れ替わるんですよ。渡邊選手が左利きだから、入れ替えることで相手をかく乱させる効果もあるのかもしれませんが。

そもそも及川選手って、例えばバレーボールやろうと思ったらメンバーが足りなくて、たまたま通りかかった女の子にメンバーが足りないんでもし少しプレー経験があればやってみませんか?と声かけたらバリバリに活躍して、本人は何食わぬ顔で帰っていく、そんな雰囲気があります(どんな雰囲気だよ 笑)。だから、バックアタックしても驚かないなと。って念のため帳票を見てみましたがさすがになかったです。

さて、あと一人枠が残ってますが、それはこのための枠と言うことで…