久光 制約からの脱出プロジェクト~後編~

久光スプリングス
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

⑤ファン感に見る企画力の強化

先日、ファン感謝祭をオンラインで配信したんですが、なんと!選手たちの着物ショーだったんですよね。

なぜ着物ショーなのか、については公式note(これを持っているのもすごいのですが。記事は5本だけですが…あっ、なんでもないです)に書いてあるのでご覧いただければと思うのですが、ファンからすればユニフォーム姿しか見ていない選手たちの別の素顔が見られる、という喜びと(私服とかなら実はインスタとかでも見られたりするので)、選手たちからすれば着る機会のない着物を着られるという双方のニーズがマッチした企画なんですね。

チームによってはファン感謝祭で選手のコスプレとかもやっていたりしますが、着物ショーにしたのは画期的だったと思います(コスプレが嫌な人もいるでしょうし。SNSで拡散されちゃうし)。

いよいよ!ファン感謝祭!だぜ!|【公式】久光スプリングス
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noteにも書かれてますが、選手たちはシーズン真っただ中なので成人式に参加できません。内定選手ともなれば卒業式にすら参加できないかも。選手であるということは、世間一般の女の子たちと違ってできないこと、が多々あるわけです。実際この配信でも初めて着物を着た、という選手もいました。

せめてシーズン終了時は楽しい思いをさせてあげたい、普段できないことをやらせてあげたい。そういう企画者の思いなんだと思います。NiziUを踊る怪盗スプリングス!の企画もそうですよね。

しかし、和装ということでファン感謝祭ではなく「ご贔屓様感謝の宴」なんてタイトルにしているのもツボです。

つらつら書いてきましたが、これが一番大事なことです。