設定
シャッタースピード:800~1250
プレー中は1250にしてますが、動きが少ないTOとかでは800にします。ただ、1250でもボールが止まっている写真ってなかなか取れなくて、一時期2000まで上げたこともあったのですが(もちろん暗くなります)、詳しいカメオタの方でも1250というので戻しました。
絞り:F2.8
これは固定ですね。
ISO:1600~2000
f4.5のレンズのときは6400にしてましたが、2.8の場合はこれくらい低くても大丈夫です。
AFモード:AF-C(コンティニュアス)
記録方式:RAW
記録メディア:SDカード(150MB/S クラス10)
D500はXDカードにも対応してダブルスロットなのですが、高いのでSDカードのみです。ちなみに上記の128GBを4枚+95MB/Sの128GBを1枚、後は64GBをいくつか持っています。これを二日で使い切るという感じです。なにせD500になって連写が増えたということは撮影枚数も激増しているわけです。RAWにしたのも影響しています。
ただ、記録メディアは万全とは言い難く、データが飛ぶ可能性もあるので(私も一度経験して、幸い復元できたことがあります)、SDカードは大容量にはせず、ある程度分散させておいた方がいいとは思います。
余談ですが、バッテリーは7個持っていきます。これだけあれば一日で使い切ることはないです。他の人からすればめちゃくちゃ多いそうですが、バッテリーの不安を抱えながら撮るのって思いっきり撮影の時の心理状態に影響するので(SDカードもそうです)。ちなみに宿泊中に充電して翌日に備えます。
ここからは、これから買おうと思っている方へ、個人的な参考意見です。
ニコンかキヤノンか問題
個人的に一眼レフの世界では「ニコンかキヤノンか」という一種の論争があると思います(最近はソニーも勢力を伸ばしていますが)。
カメラを一度買うと、レンズもそのメーカー仕様を買うことになるので、一度決めたメーカーから乗り換えにくいということをまず覚えていてください。ちなみに私がニコンにしたのはD40のシャッター音がよかったから(キヤノンは電子音という感じだった)だったりします。
個人的には、バレーボールのカメオタのシェアはキヤノン70%、ニコン25%、ソニー5%という(あくまで)印象です。キヤノンが圧倒しています。新機種の登場スピードもキヤノンの方が早い印象。ニコンは業績面で苦戦しているのもあるようです。
一般的に言われている(と思う)のは、キヤノンは動きのある被写体を得意とし、ニコンは動きのない被写体(風景とか)が得意。また、キヤノンは被写体を鮮やかに仕上げるけれど、ニコンは自然な発色だとも。なのでスポーツ写真の世界ではキヤノンのシェアが高いそうですが、報道写真の世界はニコンだそうです。
私自身は「今この場で何が起きているのか」を撮りたいタイプなので、結果論ではありますがニコンでよかったなあと思いました。
今後主流となるミラーレスは?
一眼レフは大きくて重たく、メーカーの開発もミラーレスにシフトしている印象があります。軽いしメンテも楽です。バレーボールのカメオタの皆さんも移行を検討してるというか「いずれこっちに切り替えるだろう」と考えている人が多い印象です。
私自身先日D500をメンテに出した時にミラーレスを触ってみたのですが、ミラーレスのファインダーって、いわばライブビュー機能で見ているんですよ。肉眼ではなくテレビで見ているといえばわかりやすいかな。
なので致命的だったのが連写の時。肉眼で見ているときと違って、シャッターを押したときに画面がいわば一時停止するような状態になるんです。それに気づいて即「これは違う」と思いました。
このあたりの技術は今後進化していくのでしょうが、私は切り替えるとしたらしばらく先だな、と思いました。というよりいつかは動画を回しっぱなしにしてシーンをトリミングする、なんて撮影方法になるのかもしれません。シャッターは切るものではなく押すものになるのかも…
最後に
機材がよければいい写真が撮れる?
私自身は年数がたつにつれてどんどん機材への投資が増えています。最初の頃は「入門機でもここまで撮れるということを示したい」なんて言っていたのに(笑)。あの頃の純粋な気持ちはどこへ…
それはさておき、機材がよければいい写真が撮れるようになる、と思う人もいるかもしれません。
私は違うと思います。一番大事なのはプレーを見る・読む目というか、試合観戦数が増えるにつれて「こういう光景を撮ってみよう」とか「前回失敗したこの構図を今度こそ撮る!」とか、そういうことが一番大事です。とっさに撮ってもピントが合ってくれないので、「次はそろそろ石川選手のバックアタックが来るぞ」とか読んでいないとダメなんですよね。その「目」が一番大事です。
また自分にとって何がいい写真なのか、も大事です。自分が撮りたい光景はこうだ、ではそれは今の機材では実現できるのか。そこを考えてみてください。
私自身はこう思います。
「機材に投資した分、自分が表現したい世界により近づける」
続いてはソフト編です。
また、撮るということは観戦である、ということを過去書いたことがありますので宜しければ。