気づけばバレーボールの撮影歴も約5年。当初は見よう見まねで手探りでやってきた私ですが、だいぶ撮るのも慣れてきて、当時より少しでもいい写真で、皆さんにバレーボールの魅力をお伝えできているのではと思います。
ここでは、これからバレーボールでカメラデビューしたい!という方のために、私の撮影変遷をご紹介できればと思います。バレーボールだけでなくカメラ初心者から入った私の履歴が少しでもお役に立てれば幸いです。ちなみに私はバレーボール以外は撮りません(オフシーズンはカメラもそのまま眠ってます…)。
さて、私のカメラ史ですが、大きく分けて三つの期に分類できます。
第一期:2016年11月~2019年9月(観戦一・二シーズン目)
本体:ニコンD5300
レンズ:ニコン70-300mm f/4.5-6.3G(ダブルズームキット付属品)
フォーマット:jpg
2015年のW杯バレーの日本対ロシア戦をたまたまテレビで見てバレーボールに興味を持った私は、その年の開幕戦からVリーグに足を運ぶようになりました。
ですがその頃はバレーボールを学ぶのに精一杯でしたし、撮ろうという発想は全然ありませんでした。元々カメラ好きというわけでもなかったですし。野球やサッカーなどのスポーツ観戦好きではありましたが、カメラを持って撮りに行ったことは一度もないです。
やがて私はバレーボールネタを投稿する人たちをツイッターでフォローするようになったのですが、それらの方々の写真があまりに素晴らしかったというのと、そして、バレーボールにハマって自らその魅力をSNSで伝えたいと思ったときに、例えば「佐藤美弥選手の柔らかいトスワーク」を伝えようと思っても文章だけでは限界があり、写真で伝えられたら…と思うようになったんです。
あと、木村沙織さんがラストイヤーだったんですね。プレーを生で見られるのは残りわずか。
と思ったときに、私の家には40歳の誕生日記念に買ったニコンのD5300のダブルズームキットがありました。元々D40で一眼レフデビューした私ですが、当時仕事でタレントインタビューや会見、ライブの取材などでたまにカメラを使う機会があり、それで2015年にD5300にグレードアップしました(ダブルズームキットで10万くらいだった気がします)。ただ、仕事でもそんなに使う機会はないので、宝の持ち腐れ状態だったわけです。
初心者向け機種とはいえ一眼レフを持っているんだから、一度撮ってみようか。そんな感覚でした。そして11月の船橋の試合で初めて撮ってみました。これがその時の写真です。
試合開催直前に買ったので座席も全然よくなかったんですよ。でも、それなりの写真が撮れるって気づいたんですよね。理由は二つあって
・バレーボールはコートから席が近い
・300mmの望遠を持っていた
だから、コートの間近ではない席でもそれなりに選手がアップで撮れるということに気づきました。
最初のうちは勝手もわからなかったので、とにかく引退が近い木村沙織さんをファインダー越しに追いかけて撮っていました。でも今にして思えばそれがよかったのかもしれません。
というのも、誰かを集中して見る(撮る)ということは、バレーボールという競技を一通り学ぶのに手っ取り早いのかなと。木村沙織さんはオールラウンドというか、何にでも秀でた方だったのもよかったんだと思います。
17/18シーズンは私が転職で札幌に移住したこともあり、見た試合は一試合だけ。東京に戻ってきた18/19シーズンからまた撮るようになりました。
D5300は一眼レフ入門機ですし、レンズ含めバレーボールのカメオタの方々がお使いの機器には及ばないのですが、アウトプットが基本SNSなのでそんなに高画質でなくてもそこそこ遜色がないですし、「入門機でもこれだけ撮れる」というのを伝えたかったこともあって、三年間(実質二シーズン)使い続けてきました。私自身、プレー写真というよりは和気藹々とした光景を撮ることがメインだったこともあったかもしれません。
ただ、D5300を使っていて唯一困ったのが、フリッカーでした。
2019年3月の花巻でのことだったのですが、写真の色合いがまちまちで、壊れたのかなと思ったのですが、詳しい方がフリッカーだと教えてくれて。でも、フリッカーに悩まされたのはその花巻の時だけでしたので、入門機を買う人はあまり気にしなくていいのではと思います。
ただ、入門機を買う方にはダブルズームキットを買うことをオススメします。後でズームレンズを単体で買うより全然安く上がるからです。