まあでも何よりずっと撮っている山口選手ですね。今季はMBにコンバートされて、えっ?と思ったのですが、OHよりは格段に戦力になりました。
とはいえ控えエリアにいることが多かったですが、そこでの光景は相変わらずでした。相手得点時の相手の音響に合わせて自軍を応援する言葉に切り替えて踊る、なんて光景も相変わらずでした。あとセット間の移動でも先に反対のコートに行って選手たちを出迎えてましたが、これは今季からだと思います。
個人的に山口選手が好きなのが、動じなさ、なんですよね。なんか、プロデビュー当時の松坂大輔投手を思い浮かべます。MBとして来季の活躍も楽しみだなあ。
埼玉上尾では堀江選手をずっと撮っていたのですが、私が見た試合ではあまり出番がなくて。で、VCup決勝の時の第四セット前の山口選手との対人の雰囲気がなんかいつもと違うなと思って、撮ったんですよ。なんだろう、なんか名残惜しそうにしていたというか…
このときはまさかこれが最後になるなんて思わなかったんですけれど、このときにはもう堀江選手が引退することはわかっていたんでしょうね。
そんな埼玉上尾メディックスの今シーズンの個人的なベストショットはこちら。
VCup決勝で優勝した後、山口選手が喜びを爆発させるかと思ったらそんなことなかったんですよね。
そして、山口、山崎、堀江各選手の元に駆け寄った仁井田選手が突然こらえきれなくなったように泣き出して、この後つられてみんな泣き出すのですが、このときは当然なんでかわからなかったわけですよ。
後にして思えば…な光景になったわけです。
山口、山崎、堀江選手は下北沢成徳の同期。仁井田選手は二歳年下。つまり、チームメイトだった時期が一年だけあるわけですね。このときは仁井田選手のことも知らなかったので後にして思えば、になるわけですが、
でも、なんか、そういうことを知らなくても撮っているということは大切なんだなと。
撮った後から物語が付加されていく。そんな側面も写真にはあるんですね。