③栃木県・宇都宮市(2021年3月 ブレックスアリーナ宇都宮)遠征度:70%
VCupでわが東レアローズがホームゲームということもあり、泊りで行きました。宇都宮に行ったのは学生時代の旅行の帰り道に餃子を食べたくらいだったので、近いようで遠い街、でした。
街を知るにはやっぱり泊まるのが一番です。昼、夜、朝。24時間をその街で過ごすということが何より大事なんだと思います。
ブレックスアリーナは文字通り、Bリーグ・宇都宮ブレックスのホーム。昨季は決勝にも進出した強豪です。田臥選手がいるチームといえばピンとくるのではないでしょうか。街の至るところにもブレックスの広告を目にしました。
思うんですけど、首都圏の都道府県って、なかなかご当地意識を植え付けられないのでは…と。神奈川はある程度アイデンティティがありますけど、それ以外の県って東京の一部とは言いませんが、だいぶ帰属意識を取られているんじゃないかなあと。
地方都市に行けば地元紙が強かったり、テレビ局も基本的にキー局であっても系列の地元の局ですけれど、首都圏はキー局はあるので地元は独立局で、あまり見られていないですし。
では、地元の人に帰属意識、そしてアイデンティティを植え付けるには?スポーツチームが大きな役割を果たしていると思います。栃木は野球は栃木ゴールデンブレーブス、サッカーは栃木SC、そしてBリーグはブレックスがあって、それなりに盛り上がっている印象があります。ただ、茨城や群馬と違ってVリーグのチームが男女共にないんですね。ニーズはあると思うので、いつか。
ちなみに宇都宮は黒後選手の出身地でもあります。
■行き方
新幹線、在来線ともに宇都宮駅下車。新幹線は東京駅から50分。全列車が止まるわけではないですが、さすが県庁所在地、そこそこは止まります。また、在来線でも2時間です。
ブレックスアリーナのいいところは、宇都宮駅から徒歩圏内なんですよね。20分くらいで着きます。新幹線停車駅から徒歩圏内というのは、高崎アリーナと岡山のジップアリーナと、ここくらいでは。
■体育館
そこそこ年季が入っている印象はありますね。あと、ブレックスの演出の関係か、リボンビジョンが導入されています。天井の吊り下げビジョンもBリーグならでは、ですね。
■見どころ
中心部にはないです。かつて宇都宮城があったところに宇都宮城址公園がありますが、復元されたのは櫓くらい。ただ、さらに建物を復元する計画があるそうです。
歴史をたどれば、元々は城を中心に街ができたわけで。その中心部に鉄道を通せなかった場合は少し離れたところに駅がある、という街が全国各地にありますが(名古屋、富山、金沢、松山等々)、宇都宮はまさにそのパターンですね。ちなみにJR宇都宮駅より東武線の宇都宮駅の方が、街の中心部にあります。
あと、2023年にはライトレール(簡単に言えば路面電車をもう少し立派にしたもの)が開通します。実は、既存の路線の活用ではなく一からライトレールを作るのは宇都宮が全国初。つまりそれだけ中心部でも土地に余裕があるということですよね。
■グルメ
何といっても餃子ですね。
ちなみに私が泊まったときは餃子ではなく、知り合いが経営しているイタリアンに行きました。栃木は食材が豊富なんですよね。あとラーメンも盛んですし。実は麦の生産量は全国4位なんですよ。宇都宮の食のレベルは高いと、その知り合いも言ってました。