④富山県・黒部市(2019年1月、12月、2021年10月 黒部市総合体育センター)遠征度:100%
もう、ここに行かずして遠征を語るなかれ、というくらい私の中では激推しの街です!って上の写真は街ではなく海ですが(笑)あと厳密には隣の魚津市です。
ここも、Vリーグに出会ってなければ来ることのなかった街ですし。KUROBEアクアフェアリーズのホームですし、黒部市総合体育センターは練習拠点でもあります。本社もここにあります。
街の人口も4万人と、V1女子で3.5万人のかほく市のPFUと並んで小さな街なのですが、「こんな小さな街でもチームができる」というのもいいんですよね。もちろんそれぞれ富山市、金沢市が近いからというのもありますが。
そして富山県も、スポーツチームの振興に積極的なんですよね。サッカーのカターレ富山、独立リーグの野球チーム、富山サンダーバーズ、Bリーグの富山グラウジーズ、そしてハンドボールのアランマーレをセットにして盛り上げようとしています。地元の百貨店、富山大和には各チームのグッズをまとめて売っているコーナーまであります。
実はこういう、県内のスポーツチームをまとめて押し出す、というのは岡山もそうなんですよね。
富山市は街もコンパクトで、東京からのアクセスもいいですから、すっかりお気に入りの街になりました。そのあたりのことはここに書いてますので宜しければご覧ください。
あと、初めて黒部市を訪れて気づいたのですが、V1女子のチームで地元にちなんだチーム名をつけているのはここだけなんですよ。アクアフェアリーズ、水の妖精です。黒部と言えば名水ですよね。この街に来ていると「こういう風土だったら水もおいしいわ」と感じさせてくれるんですよ。田舎ということでもありますが、「はるばる来たなあ」というのと、「Vリーグがなかったらこの街には来てへんわ」と思わせてくれる点でも遠征度数が上がります。
宜しければ過去に書いたこちらをご覧ください。
■行き方
東京からだと北陸新幹線で、富山まで行って(約2時間10分)そこから、あいの風とやま鉄道で黒部駅(27分)というのと、一つ前の黒部宇奈月温泉駅(約2時間20分)からバスで黒部駅、という二つのパターンがあります。富山駅までは速達タイプのかがやきで一気に行くか、停車駅の多いはくたかを使うか、ですね。バスは基本的に新幹線のダイヤと連動していたと思います。
黒部駅から黒部市総合体育センターまでは徒歩で25分くらいです。バスはありません。運がよければ駅前からタクシーを拾えます。私はいつも歩いています。立山連峰を遠くに臨み、川の水がサラサラと流れる中、富山の澄み切った空気を味わいながら歩くのが至福のひとときですから。
ただ夜は街灯もなく真っ暗になるので(田んぼの中を歩きますから…)女性は怖いかもですね。待ちのタクシーはなかったので、呼ぶ必要はあります。
■体育館
新しくも古くもない、という感じですね。座席は板張りで背もたれもないので長時間はつらいです。
余談ですが、黒部市総合体育センターは個人的に一番いい写真が撮れる体育館、だったりします。二階席が暗くなるからライトに照らされた選手との対比がきれいに出るから、かも。
■見どころ
私は黒部駅ではなく隣の魚津駅(4分)を拠点にしています。黒部駅は何もないですが、魚津駅はホテルも多く居酒屋などもあります。ただ、黒部駅には最近できたホテルアクアがあり、チームの会見か何かでも使っていたので、アクアファンならぜひ泊まってみてください。
観光スポットとしては、行ったことはないですが、織田軍と上杉軍による魚津城の戦いの舞台、魚津城跡くらいでしょうか。
ただ、黒部といえばやっぱり宇奈月温泉と、黒部ダムですね(ちなみに黒部ダムは黒部市ではないです)。地鉄の黒部駅(黒部市総合体育センターまでは徒歩25分)と宇奈月温泉駅までは30分なので、宿泊にもいいですね。
黒部ダムはさすがに試合と絡めては行けないので、前後に休みをとって出かけるのをオススメします。ちなみに立山黒部アルペンルートといって、長野県の長野または松本から山を抜けて黒部に抜けるルートもあります(ただし4~11月のみ)。一度通ってみたいルートです。
■グルメ
時期的に冬に行っているのもありますが、何といってもゲンゲです。竜田揚げや天ぷらでいただきます。あとまあとにかく魚ですね、富山に来たら。なんてったって水がいいので、日本酒もうまいです。昨季までいた馬場選手が所属していた銀盤酒造もありますし、後はコンビニで手に入る「蜃気楼の見える街」は必ず買ってます。うますぎて蜃気楼が見えてきます(つまり飲みすぎです 笑)。