Vリーグ アリーナタウンツアー~関西エリア~

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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

北海道・東北関東中部・北陸続いて関西エリアです。なお、姫路も関西エリアですが、文章のバランスを考え中国エリアとして次のブログに書きます。

①滋賀県・大津市(2016年12月、2018年12月、2019年2月、2020年11月 ウカルちゃんアリーナ)遠征度:80%

そもそも大津市がどこにあるか皆さん知ってますかね。もっと言うと滋賀県の県庁所在地だ、ということを知っている人がどれくらいいるのか…新幹線の駅もないですし、大津は都道府県の県庁所在地の中でもかなり地味な部類に入ると思います。ちなみに京都駅から二駅、9分です。ただそうなるとみんな京都に泊まっちゃうんですよね。

私も東レアローズにハマらなければこの街に来ることもなかったでしょうし、その点ではこの街もVリーグで新たに出会った街、なんです。

ちなみにJRの大津駅は何もないですが、むしろ京阪のびわ湖浜大津駅の方が栄えています。アーケードの商店街もあるのですが、いかんせん、いわゆるシャッター通りになっています。

■行き方

大津は京都から二駅9分ですが、ウカルちゃんアリーナのある膳所は次の駅で快速で11分(新快速は止まらないので注意)。あっ、膳所って見ても何て読むのかわからない人もいると思います。「ぜぜ」です。東京の飛田給に並ぶ難読漢字かと(笑)。

膳所からは歩いて15分くらいです。地図上は京阪の錦駅が近そうに見えますが、遠回りするのであまり変わらないですね。

■体育館

ウカルちゃんアリーナはかなり古いですね。アリーナ席も仮設で、パイプ椅子。段差もあまりないです。ちなみにウカルちゃんアリーナは正式には滋賀県立体育館なのですが、2022年12月には新しい県立体育館「滋賀ダイハツアリーナ」がオープンします。5000人規模と大きいです。

滋賀アリーナ(新県立体育館)オープンまでの道のり|滋賀県ホームページ

ということはウカルちゃんアリーナを使うのは、もしかしたら21/22シーズンが最後になるかもしれません。

ちなみにウカルちゃんって学習塾のネーミングライツなのですが(だから受かる→ウカル)、滋賀ではなく京都の会社です。たまにアローズの選手が「うかるちゃん」て書くことがあります(笑)。

ただ、ウカルちゃんアリーナと言えば東レよりは、Bリーグの滋賀レイクスターズですね。彼らの存在が、新県立体育館の規模の大きさにもつながっていると思います。

■見どころ

日本史を学んだ方なら大津事件はご存知かと思います。その舞台がまさに大津市で、街の真ん中に大津事件跡碑がポツンとあります。

あと、大津市って旧東海道の雰囲気が残っているんですよ。そして越前に抜ける北国海道の起点でもあったので、かつては栄えた街なんですよ。そもそも津って港って意味ですからね。

大事な街だったので戦国時代には坂本城があって、織田信長の重臣・明智光秀が拠点にしてましたからね(築城したのも彼)。あまり知られてませんが、関ヶ原の戦いの前哨戦ともいえる大津城の戦いで有名(でもないですが…)な大津城もあります。もっと言えば飛鳥時代ですが、大津京なんてのもありましたからね。京都に隣接しているので、そういう歴史的なスポットはたくさんあるんです。

ちなみに大津市は結構広くて、比叡山延暦寺も大津市です。そして紅葉で有名な石山寺と、桜で有名な三井寺も大津です。

私自身は西教寺と近江神宮に行ったことがあります。西教寺は明智家の菩提寺で、光秀の墓もあります。近江神宮は「ちはやふる」の舞台、といえばご存知の方もいるのでは。東レアローズがシーズン前の必勝祈願を行うのもここです。

あと、これは2016年に初めて行ったときたまたま大津祭曳山展示館を見つけて入ったのですが、受付のおばちゃんがいろいろ(聞いてもいないのに 笑)話してくれました。大津っていろんな名所があるのに自治体が全然アピールしようとしていない、なんてことを言ってました。

ホームゲームを見に行くときに、地元の街のことも知って、感じるともっと楽しくなる、というのはこの時に学びましたね。

そしてそして。個人的な大津の観光スポットはこれです。びわ湖浜大津駅の大カーブ。90度もある交差点を走るんですよ。それだけじゃなくて、浜大津駅からしばらく道路を走ります。路面電車ならまだわかりますが、4両編成の電車が道路を走るというのはなかなかな光景です。

しかし、大津市と言えばやっぱりこれ!東レ株式会社の滋賀事業場です。広大な敷地で、果たしてどれくらいの従業員が働いているんだろう、という感じです。新幹線からも見えます。ちなみに東レアリーナも道路沿いにあるので見えます。

母体となる企業が巨大な事業場として可視化されてるのって、いいんですよね。ちなみにNECの玉川アリーナのある玉川事業場も新幹線から見えますが、めちゃくちゃでかいビルがドーンと立ってますしね。

■グルメ

近江といえば近江牛!浜大津一帯は居酒屋も多くて。と言っても路地裏にひょっこりあるような店ばかりで、なかなか楽しいです。

ただ、大津一帯は全然東レ色がないんですよ。ポスターも見かけなかったし。東レ色を感じられる街はどこなんだろう…と思って、そうか、滋賀事業場の最寄り駅なら東レ色があるだろう、ということで最近は石山に泊まってます。そうすると、数は少ないもののさすが石山、ポスターもちらほら見かけました。

私は基本的にVリーグのポスターの貼ってある店でメシを食うことを最優先にしているので、もちろん入りました。たまに店員さんと東レ話をすることもあります。店の人にとっても、ポスターを見てファンが来てくれた、となればまた貼ってくれるじゃないですか。そういう効果もあります。