Vリーグにおける遠征ツーリズムとフィールドワーク

Vリーグトーク
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

これは2019年1月ですけど、市長が登場して始球式をしてました。シーガルズが岡山市に対して支援金を贈呈したみたいです(災害の復旧支援だったかな)。この時の市長、対戦相手が東レということで応援団に「今日は東レのヒートテック着てきました」なんて言っていて我々のハートがグッとつかまれました(それもあったのか、試合は負けましたが…)。

始球式に自治体の首長が登場することはありますが、こういうやる気満々の市長が来ると、あ、この街はスポーツを積極的に支援してくれているな、と感じるんですよね。

スポーツ連合、という点では富山もそうです。中部・北陸エリア編で書きましたが、富山市中心部の百貨店・富山大和には県下のスポーツチームのグッズが買えるショップがありましたからね。

実はグッズを常設で売っているところって少ないんですよ。最近岡山が山陽マルナカで、そしてNECが川崎フロンターレのショップの一角に売り場を設置するようになりましたが、それくらい。各チームの情報が掲出されているほか、チケットの購入もできたはずです。

西尾市もこんな風に西尾市総合体育館でこんな掲出をしてました。会場で市がチームを応援します(しています、ではないのもポイント)、という断幕の掲出は初めて見たと思います。西尾については中部・北陸エリア編でたくさん書いたのでご覧ください。

あと、関東エリア編で書きましたが、NECもBリーグのブレイブサンダースとの共用試合をしたり、川崎市としてスポーツ連合を押し出している印象を受けます。

川崎はフロンターレの露出がすごいので(町中の至るところでフラッグがたなびいています)、スポーツチームが街に溶け込むというのはこういうことなんだ、というのがものすごくよくわかります。Vリーグもいつかはそうなればとは思っています。

今まではホームでの試合数が少なかった分、街の浸透には限界がありましたが、21/22シーズンはホーム開催が一気に増えたので、チャンスだと思います。

あと、街を知るという点では、スポーツ施設がどこにあるのか、ということと、一カ所にまとまっているのか、というのも大きなポイントだと思います。中心部にあって、かつ、陸上競技場などとセットになっているかどうかというのは、個人的に注目しているポイントです。

なんでかというと、中心部にあるということはスポーツを重視しているということですし、一カ所に集まっていればしっかりとした都市計画があったから、ということだと思います。その点で優れているのはJリーグが開催される規模の陸上競技場、アリーナ、野球場が集まり、武蔵小杉駅からアクセスもいい川崎市と中心部からはやや離れているけどどの施設もプロチームが使っていた(いる)神戸市、それに加え武道館まである岡山(しかも岡山駅から徒歩圏内)、姫路です。

※行ったことのある街を挙げていますが、でもこれくらいでは。