Vリーグにおける遠征ツーリズムとフィールドワーク

Vリーグトーク
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Arimoto Kazuki(有本和貴)をフォローする

③遠征で街を知る

これまでの私の全国のブログを読んでいただいた方ならわかると思うのですが、結果的に街のことをめっちゃ知っているんですよね。まあ元々好奇心旺盛というのもありますが、知らない街に行くとワクワクします。

だって、Vリーグに出会ってなかったらまず来ていない街だから、なんですよね。自分でいうのもなんですが、西尾市にこんなに詳しい東京の人はあまりいないと思います(笑)。東レ戦で作っている新聞、この西尾大会のは西尾市在住のフォロワーさん何人かにめちゃくちゃ喜ばれましたから。

でも、これもスポーツチームの持つ意義だと私は思います。街を知ってもらえることで結果的に来訪者増やそれによる経済効果など、地域振興につながるんです。

それだけじゃありません。地元愛の醸成というか帰属意識、アイデンティティーを植え付けることにもなります。簡単に言うと「おらが街のチーム」。チームを通して試合の勝ち負けなど街の人たちに話題が生まれたり、一喜一憂したり、街が活性化します。阪神なんかいい例ですよね。チームの勝ち負けで関西の経済が大きく左右される(笑)。

それだけじゃなくてスポーツチームを身近に関しることで自分も体を動かしてみよう、とか健康促進にもつながります。

ということに価値を見出している自治体なのかどうか、というのが遠征で訪れると自然とわかるんですよ。

その点で個人的にいいなと思うのが、岡山県・市、富山県、西尾市、川崎市です。

岡山はもう、群を抜いてます。11月にジップアリーナに行ったときは「県民応援デー」として、会場ではファジアーノはじめ県内のトップチームからのメッセージが掲出されていたり、岡山空港、岡山のご当地米のブースなど、ホームページに記載の通り「県民が一体となって応援機運を盛り上げることを目的」のイベントが行われてました。

あと確かこの時だったかな。岡山の観光パンフレットまで置いてました。そして言うまでもなく、岡山のご当地グルメが食べられるかもめ食堂の存在。ほんと、素晴らしいです。

岡山市も72万と大きな街ですし、隣接する倉敷市が47万なので、都市圏としてはでかいんですよ。2016年のデータですが、広島を上回っています。

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引用元:全国17大都市圏人口ランキング!これが都市の本当の実力だ

岡山のポイントは、こうして県下のスポーツチームをトータルで盛り上げようとしているんですよね。いわばスポーツ連合です。

岡山には野球チームがないんですよ。マスカットスタジアムという立派なスタジアムが倉敷にありますけど、都市圏の割にチームがない(広島よりデカいのに)。代わりに、じゃないけど、他の競技でトータルで盛り上げよう、ということかなと。