最優秀ホームゲーム賞：2022/3/6 PFUブルーキャッツ対デンソーエアリービーズ（金沢市総合体育館）
フルセットにもつれ込む熱戦だったのですが、それ以上に「ホームゲーム」を感じさせる空間だったんですよね、この試合って。今にして思えば、これがPFUとしてはシーズン最後の有観客でのホームゲームだったんですね。そんな思いもあったのか、何よりPFUファンの方々が一つになって、会場を盛り上げてました。
デンソーが2ｰ1で迎えた第四セットは、PFUが6ｰ1とリードするも追い上げられ14-18となったり、一進一退の展開に。23-23からPFUが抜けだし、24-23で迎えたセットポイントで最後は鍋谷選手が決めたのですが、そこで鍋谷選手は客席に向かって吠えたんですよね。
たいていこういう得点時って、選手の方を向くのですが、まるでサッカーの得点時みたいにファンの陣取るサポーター席に向かって吠えたのがめちゃくちゃカッコよくて（私は撮り逃したので引用させていただきました）。
それはつまり、それだけPFUの応援が彼女の力になっていた、ということではないでしょうか。それへの御礼と言うか、とっさにそっちに向かって吠えたのでは、と。ファンの熱が選手たちを熱くする。そしてその熱に選手がプレーで応える。熱と熱のサーブアンドレシーブとでも申しましょうか。これぞホームゲーム！という光景でした。そして、こういうシーンが増えたらいいなとも思いました。
なにより、今シーズンのVリーグのベストシーンの一つ、と言っても過言ではないでしょう。V.TVのリンクを貼っておきますね。
ホームゲームという点では、この試合をはじめPFUのホームゲーム運営は素晴らしかったです。金沢大会しか行ってないのですが、ベンチ裏シートを一段高くしてくれたんですよね。あと、3月は二試合になったからか、ベンチ裏シートが11月（一試合のみ）の10000円から15000円に上がったのですが、この価格付けもよかったです。だって、試合数が多いんだから。それはある意味スポーツへの敬意だと思うんですよね。
しかも3月の時はベンチ裏シートの導線も分けられていて専用の入口からの入場でしたし、試合後は選手たちが目の前でフォトセッション、しかも後ろでスタッフが移動して目線を指示…と、素晴らしかったです。
あとこれは3月の金沢大会でしたが、試合後の挨拶で坂本監督が、「日曜の試合に勝って、皆さんが最高の気持ちで月曜を迎えられるように頑張ります」とおっしゃっていたのも印象に残りました。ファン心理を突いたコメントだと思いますね（私、坂本ファンなんですよ）。
さて、いよいよ最後となる、最優秀ゲーム賞の発表です。
今季見たVリーグ女子の試合数は62。その中からいつものように、私の大ファン・東レアローズの試合やファイナルといった特別な試合は極力避け、できるだけ普通のリーグ戦にしようと考えた結果選んだのは…
